サンデー毎日 1月2-9日新春合併号

サンデー毎日 1月2-9日新春合併号
■発行毎日新聞社
■定価380円(税込み)

あの自称戦場カメラマンの渡部陽一氏の仕事に対する意見を週刊文春、サンデー毎日ほぼ同時に求められたので、まじめにお答えさせてもろたら、意外にもサン毎のほうにワシの名入りで掲載された。ただし表紙にはワシの名ではもちろんなく、渡部氏だけであったが。そもそも今話題の麻木久仁子氏と同じ芸能事務所と契約し、テレビCMにもご出演されて、それでもなおジャーナリストや、カメラマンを名乗られる以上、作品や取材姿勢を批判されるのはご本人も御覚悟されているのやろ。それにシロート衆のおべんちゃらより本職のほんねおききしたかったやろ。。しかしこの業界、同業者の作品、名指しで批判したらあかんとゆう仁義がなんとなくあった。特に自分がいなかった現場ではである。しゃあけど、わし渡部氏がご自分で堂々紹介されている取材現場のほとんどにおったことになるし、同業者でもないし・・・。それより驚いたのは同業者のほとんどがワシと同意見やったと担当者がおっしゃっていたが、名前だしても構わんとゆうたのはワシだけやったことである。なんでやろ?皆ゆうとったやんか。やっぱ有名人相手やとやっかみに聞こえるからやろか?お仲間に入れてくれんからやろか、ワシはどうも正義やとか、誰かがやらなければ・・・とか弱者のためにとか声高に奇麗事おっしゃるかたがどうも苦手である。ちなみに戦場カメラマン(コンバット・フォトグラファー)の称号は戦争カメラマン(ウォー・フォトグラファー)よりさらに上、われら報道カメラマンの世界では、野球のメジャーリーガー、ボクシングの世界ランカー、モータースポーツのF1ドライバーと同じピュリツァー・プライズ・ウイナーと同じくらい名誉ある最高の称号である。あのJ.ナクトウェー氏ですら自ら名乗るのはただのPHOTOGRAPHERである。キャパ、一ノ瀬泰造、澤田教一、橋田信介ら偉大な先輩方に敬意を表し我らは戦場カメラマンと呼ぶ。どんな仕事にも向き不向きがある。絶対お笑い芸人に向いているんやから、そっちに専念したほうがええ、何やったら次の総選挙に立つんもええで。民主党向きやから即公認くれるで。絶対当選間違いなし、国会議員なったら、世界の子供たちもっと救えるでぇ。他には「直筆公開年賀状」この企画おもろい。塀の中からメドベージェフに送られた鈴木宗男前議員の筆書き年賀状、せっかく塀の中からやからもっとお怒りかと思うたら奇麗事だけ、民主党渡辺周氏からコキントーの年賀状も遠慮丸出し。かわって自民党の平沢勝栄代議士から北朝鮮の3代目の年賀状、きれいなイラスト付きやけど、結構辛辣、同じ自民党の山本一太参議院議員から菅首相の年賀状も結構えぐい。