オマワリの掟 

オマワリの掟
■著者鳴海章
■発行 実業之日本社
■定価 743円(税別)

以前ここの参考書籍でも紹介させてもろた本書が実業之日本社から文庫化された。実業之日本社といえば、「戦場特派員」「イラクの中心でアホと叫ぶ」等の著者故・橋田信介氏の書を世にだされた出版社で、このわしの上官を名乗られていた橋田氏の著書を出されていたとこから北海道の友人の著書の解説依頼がくるとは運命を感じるやないか。というより著者からの直々の依頼やという。ありがたいことである。帯にまででっかく名前までいれてもろうて・・・帯どころやない。本編では正宮茂樹と国嶋崇という22歳のへたれマル走(暴走族)役で搭乗しとるのである。もう一人のマル走にも当然モデルがおる。地元北海道新聞の著者がお住まいの帯広で支局につめていた猟友のカメラマンである。まあ詳しくは本書を買って読んでいただければ幸いである。もちろん本編もおもろいぞ。親本では表紙は制服警察官のホルスターから拳銃を抜いている精密なシブイイラストやったが本書ではご覧のように帯広の大地に立ち向かう捜査官の後姿になっている。