ジェイ・シップス 2012年春 第48号

ジェイ・シップス 2012年春 第48号
■発行(株)イカロス出版
■定価1500円(税込み)

前回の「たかなみ、むらさめ モデリングガイドにつづいてイカロス出版の艦船専門誌に写真提供させていただいた。カラー2Pも含めて6Pも。それなのに、誤植が・・・あえて具体的に指摘すると恥ずかしいので、読まれたかたのご判断にまかせるが、まあなんの脈絡もなく政治的意見がでてくる。もちろんゲラチェックしたからわしがあほやった。やっぱミリタリー専門誌で政治的なこと触れたらあかんっちゅうことかいな。ネタはもちろん表紙にもある北朝鮮がこく人工衛星、ほんまは弾道ミサイル発射実験の我が国の対応である。実は前回の弾道ミサイル発射同様、今回もPAC3をずうと追いかけ、呉でPAC3積み込みと弾道ミサイル迎撃能力のあるSM3ミサイル搭載したイージス艦の取材、それから石垣島での緊急展開と自衛隊臨時基地の取材、一度東京に戻って、市ヶ谷の防衛省内と陸上自衛隊朝霞訓練所に展開したPAC3ランチャーの取材してまた石垣島もどって、弾道ミサイルが発射された4月13日午前7時38分もしっかり石垣島埋立地の自衛隊臨時基地のPAC3ランチャーにレンズ向けてた。じつはこんだけ距離的にも時間的にも長く追いかけていて、やっぱちょっとした問題があった。自衛隊はPAC3のような防衛最前線の最新兵器にはガードが固い。特に今回のような有事ならなおさらである。さらに特にPAC3が発射準備整ってからはなおなおなおさらである。もうランチャー撮ろうと思うたら空撮しかないぐらいやが、石垣島だけは臨時基地のため湾内をはさんだ北側のビジネスホテルから丸見えやったのである。しかも北向きのランチャーを正面から撮れるというので、全館報道機関で満室であった。またそこ港ちかい殺風景なとこやから、観光客もまばら、島に滞在中ほとんどせまい部屋から向かいのこれでも超望遠向け続けた。最上階はNHKの貸切、上は新聞、民放で貸切状態、でもなぜか週刊誌系や専門誌はほとんど取材にこなかった。とくに東京からは。2度も行ったんはわしぐらいちゃうか。朝霞では折から桜が満開、前回もそこ朝霞で桜がらみでしぶいランチャー訓練所の塀の外からしとめたので、今回も同じ方法で挑戦した。前回塀の外側は制服、私服の警察官だらけ。カメラ担いで歩いているだけでおおげさでなく5mおきに職質受けたが、今回は塀の外に警察官の姿はまったくなし。針の目を通すせっまい絶対わし以外には気がつかんアングルからPAC3のランチャーと背景の満開の桜が撮れるポイントがある。そこで今回もどっこいしょと超望遠構えたら、塀に中はもう緊張感丸出し、完全武装のおそらくCRF(中央即応集団)の猛者が走りまわっとる。あっという間に塀の外とはいえわしも目についたのか、高機動車がとんできた。塀の中やけど。レンズをむけるなと誰何されたが、塀の外やからべつにかまわんのやけど、あっというまに数カット撮り終えたし、緊張した自衛隊の仕事ふやしたらお国のためにならんとすごすご引き上げた。もちろん完全にひきあげるまで塀の中からしっかり目をつけられたが。それとは逆に市ヶ谷の防衛省、ここは正規の入場手続き踏めば桜をバックにしようが、近場からなんぼでも撮れた。当日はわしだけやなく、外国メディア、アフガンで秘密の酒盛りしたCNNの先輩カメラマンとクルーもレポーター付きで取材にこられていたぐらいであった。巻頭は表紙にもある汎用護衛艦の特集。わしはまだ取材したことない排水量5000tの「あきづき」クラスをメインにページがさかれている。従来の護衛艦のように、対潜戦や対空戦に特化した専門職護衛艦には目を見張るものがあった護衛艦もこの「あきづき」のまえのモデリングガイドにも登場した「むらさめ」「たかなみ」クラスから世界最高レベルの汎用戦闘艦になったという。それにしてもこの「あきづき」先代の駆逐艦「秋月」とちがい背の高い大型化したもんである。はよ乗りたいのう。この汎用護衛艦の「汎用」もちろんマルチ・ロールとかマルチ・パーパスといわれる特徴のことやが、国会で現ヘタレ防衛相が片山さつき議員やったかな・・質問されしどろもどろになったことで一躍有名になった言葉やが、現防衛大臣がわしよりあほでだいじょうぶかいなって、そんなわけないやろ。読者投稿コーナーのそのなも「フレンドシップパーク」にも「LOVE・・・」にも熱いご声援いただきまして、まるでサクラとちゃうかというぐらいのご投稿だが、断じてわしが投稿したものやない。付録には最新護衛艦のエンブレム ステッカーや。これで1500円はおとくやで。