正論 7月号

正論 7月号
■発行産経新聞社
■定価740円(税込み)

今月の連載は不幸にもまた災害となった。掲載までのタイムギャップも考え、災害後しばらくたっての取材のにした。竜巻といえば20年ほど前第一次湾岸戦争直前、千葉の茂原で竜巻が発生、わしも取材したが、時代柄か、タイトルに「空から裸の女が降ってきた」というノー天気なものだった。実際バブルがはじけても、茂原あたりでは当時フィリピンパブが乱立、そこで働いていたおねえちゃんが吹き飛ばされたのである。最も今回の竜巻ほどの深刻な被害にはいたらなかったからそんなタイトルつけたんやろうが。他には自民党参議院議員の山谷えり子氏へのインタビューの「アメリカで慰安婦の碑にモノ申す」の原稿、知らんかった・・・ソウルの日本大使館のまん前にいわゆる従軍慰安婦の碑なるものを我が国にたいする嫌がらせで立てられたのはニュースで見たが、アメリカのニュージャージー州の公立図書館にもなんでか「日本帝国政府の軍によって拉致された20万以上の女性と少女」と記された碑ができとったというのである。なんかアメリカは関係ないとというかもうめちゃくちゃや。しかし山谷氏は自民党やが、自民党もこの嫌がらせにモノ申すと言うたってそもそも自民党の河野洋平センセイのいわゆる「河野談義」で慰安婦を認めてもうとるのである。あのおっさんはほんまに取り返しのつかんことしてしもうたんもんや。ようはずがしげもなく親子そろうてバッチ付けとうもんや。