正論 8月号

正論 8月号
■発行産経新聞社
■定価740円(税込み)

今月は連載に加え、ワイド特集「恥をわすれたニッポン人」にも寄稿させていただいた。産経新聞で連載させてもろとる「40X40」に寄稿した日本人を捨てカンボジア国籍を取得したお笑い芸人がロンドン五輪マラソン種目出場できんかったお笑い芸人について述べさせてもろたのを正論編集部の方もご覧になり、「40X40」に大幅に加筆させてもろて掲載された。ということは世間でもあのネコ芸人のことをあまりこころよく思うてなかったということかいな。せいぜい24時間テレビぐらいにしといたらよかったものの、日本国籍捨てでも、しかもカンボジア人になったらあないな成績でもゼニ積んだらでれるという志が貧しいのである。あとは余生を良きカンボジア人になるべくジャングルでのんびりすごしとりゃあ尊敬も勝ち得たというのに、どういう資格でかしらんがまだ日本におるのである。あかんやろ・・・と世間の皆様も思っておったんやとわしは解釈した。他には同じ「恥を忘れたニッポン人」のサヨクウオッチャーの中宮崇氏の「河本準一を擁護したハレンチな面々」もわしも読むまえから「ありゃああかんで」と思うとった。テレビのコメンテーターの皆さんはほんとんど吉本興業はじめ芸能プロダクションに所属しとるから擁護するしかないんやろうが、生活保護ってもとは税金やで。同じぱくるんでも税金は余計あかんわ。年収5000万か・・・カメラマンでもなかなかおらんで。5000万稼ぐのは。丹羽中国大使もあほやのう。辻元清美センセイも防衛大臣になりたいと地元高槻で宣言しとったんやて、フリーライターの東原昭彦氏がよう調べてはる。まだまだ大槻隆寛氏によるとあの「美味しんぼ」の原作者雁屋哲氏はなんやオーストラリア在住やて、ねこ芸人といっしょかいな。オーストラリア大好きやったらそりゃあ日本嫌いは筋金入りや。さらに「三里塚化する国境最前線の島々」の井上和彦氏によると、南西諸島の自衛隊駐留に反対しとるのはほとんど本土の活動家やという。もひとつさらに「沖縄・反基地集会の実態」の三荻祥氏によると沖縄の日本復帰を県内の人はほとんど歓迎しとるが、「琉球独立」をかかげとる背後関係不明の過激派もあるという。でわしの連載やが、オウム特別手配犯高橋の逮捕で、オウム事件はほぼかたづいたみたいなメデイアの風潮に警鐘鳴らすためまた上九一色村、現在は富士河口町に行ってきた。同じタイミングで週刊文春のグラビアでも特集ページを組み似たトーンの原稿になり恐縮である。ただ双方ともラストにふさわしい放牧された乳牛と慰霊碑と霊峰富士のカットを使われず、富士と慰霊碑のみのカットになった。コミカルなカットになってまうと心配されたんかな?