正論 10月号

正論 10月号
■発行産経新聞社
■定価740円(税込み)

今回の連載は久しぶりにPKO取材、しかも締め切りがカイロにおるときにきたので、あわてて写真と原稿をカイロから電送した。ほんまはジブチ、ゴラン高原、南スーダン、ハイチとPKO世界一周でまとめてドカーンと週刊文春あたりで掲載できたらと思うたが、締め切りがさきに来たのでしゃあない。まあジブチはPKOやないし、ゴランもシリアのビザが出んかったから、行けんかったが。それでもブラックアフリカのど真ん中しかも独立したばかりの南スーダンで自衛隊が始めて参加したPKO派遣されたカンボジアから派遣されたMP(憲兵隊)に遭遇したばかりが、日本の施設部隊が周辺警備を受けたとは感無量であった。正論壁新聞の元航空幕僚長の田母神俊雄氏の「オスプレイより中国が危ない」まさにその通りやと思うが、ワシなんかと違い専門家の田母神氏だけに説得力がまったく違う。また他にもオスプレイ関連の特集があり、やっぱり・・・と確信した。さらに評論家の宮崎正弘氏の「日本化が止まらない中国」もおもろかったが、現在はその中国が日本の文化からアニメにまで中国国内の発売や流通を国をあげて止めようとしとるから、よっぽどあせっているんであろう。また白黒グラヴィアページの私の写真館の銀座のマイスター、先日ワシも取材した「バーテンダー大会」にも出席されていたのが思いだされた。さらにカラーグラヴィアの「鎮魂の海へ」でつい先日尖閣諸島周辺で挙行された慰霊祭とその後上陸された日本人が島を歩く写真が上島編集長により撮影、掲載されているが、わしが上陸してからはや12年前か。あのときはなんの事情聴取も受けんかったが、島はあのときとまったくかわってないように見えた。