正論 12月号 

正論 12月号
■発行産経新聞社
■定価740円(税込み)

今月の「不肖・宮嶋の現場」の連載は先月めでたく挙行された「海上自衛隊観艦式」。わしは事前演習を先導艦「きりさめ」に乗って、さらに2回目の事前演習は厚木からSH-60Jに乗って空撮、本番は観閲艦「くらま」に乗って徹底的に取材したが、本号で掲載されたのは初日の事前演習の時の。今年は海上自衛隊創立60周年のこともあり例年にもましてええ天気であったし、それにからめてというか便乗したわけやないが、拙著写真集の宣伝も誌面でちょこっとさせてもろた。カラーグラビアページでは南鳥島のきれいなカットが紹介されているが、この2カット実費で売ってくださるという。まあ産経新聞のカメラマンが撮影されたからできたことやろうが、わしも連載で紹介したイージス艦がZ旗掲げている、わしの最新写真集の表紙にもなっているカットをプリンターで出力したもんやなしに銀縁でプリントして販売してもええでっせと提案させてもろたが、なぜかあかんかった。まあそのあかげで写真集に堂々と掲載されたが。南鳥島は「マーカス」と呼ばれ今は海上自衛隊が駐留しており、硫黄島経由で行く。わしも硫黄島取材が今よりむずかしくなかった20年前に取材しないかとお誘い受けたこともあったが、なぜか縁がうすく、その後も実現していない。行きたいなあ。他には産経新聞政治部編集委員の阿比留瑠比氏の「河野洋平に反省の色なし」もよう言うてくれたで。今回の観艦式でもせがれの河野太郎衆議院議員が女性初の防衛大臣となった小池百合子衆議院議員とともに「くらま」に乗艦していたが、おやじの河野洋平が損ねた我が国の国益は図りしれん。それで全く反省の色なしというのも菅直人前首相と全く同じ、自民党も民主党のこと笑えんぞ。ましてや石原新党や維新の会の政策が違う野合と言えんやろ。こんな国賊飼うといて政権与党に返り咲くことなんかできんぞ。せがれは反原発デモにでとるわ政策徹底しとるんかいな?