正論 2013年1月号

正論 2013年1月号
■発行産経新聞社
■定価740円(税込み)

また正月号の季節になったんかいな・・・。そのくそ忙しい年末に解散やて?今回も締め切りすぎてからいきなし野田首相の解散発言や。また原稿差し替えたやないか・・・。こんなにころころ政局変わりやがって、差し替えばっかやないか。ええかげんにせえよ。今回も解散声明が締め切り直前やろ、店頭発売のころは衆議院は解散しとるはず、このはずが雑誌は怖い。しかも相手があの3人の代表が辞める、辞める、解散する解散するというときながらずるずる先伸ばしてきた奴らである。信用ゼロなのである。間違いなく解散と踏んで原稿ぶちこんで、あれそんなこと言いましたっけ?とアホ見るのはこっちである。てなわけでどうしても無難な内容にならざるをえん。雑誌は選挙への影響を新聞、テレビほど気にせんとは言え、それは出版社系、独立系の週刊誌や月刊誌のことで、本誌のような新聞社がもろ発行する月刊誌は新聞並みとまでいかんが、一般週刊誌より、候補者や政党名にはるかに気を遣う。で結局めずらしく3枚のカットを使った。あんましおぞましい3カットなので体調がすぐれないかたはページ開くのはご遠慮ください。おなじ白黒グラヴィアのトップ7ページの「私の写真館」には中山恭子参議院議員の特集。先日旭川までお呼ばれした講演会で中山参議院議員とお目にかかる機会があった。内閣参与時代に一時帰国した5人の北朝鮮による拉致被害者を絶対に北に戻さないという毅然とした態度はあまりに記憶に残っとったが、素顔は意外であった。もの静かな語り口だが、強い意志を秘めた表情は口ばっかしの前文科相の田中真紀子センセイ、あっもうセンセイとちゃうんか、やキャンキャンうるさい小沢ガールズの元センセイ方や民主党のセンセイと全然ちゃう。良かったやないか、あのおぞましいツラをもう見んで済むんだやないかあ、って喜んどったら、菅センセイも辻元センセイも復活当選やて?しぶといのう。しぶといのは本「正論」誌も表紙にあるように創刊40周年とのこと、新年ともにおめでたい。あのニューズ・ウイークですら紙媒体の発行はもうせんというなか、50周年を目指し、ますますがんばってもらいたいもんである。わしの本「正論」誌上での連載もすでに6年ほどか・・・この印刷不況にもかかわらず、ぜひ単行本だしてくれんやろか?