キャパ 2013年1月号

キャパ 2013年1月号
■発行 学研パブリッシング
■定価780円(税込み)

新年号で「ロバート・キャパ特集」である。そりゃあ誌名がCAPAである。気合入ろうもんである。スペルも同じやが、何かの略やとも聞いたが・・・インタビューは拙宅で行われ、わざわざ編集長までお越しになられて何も言ってなかったから、やっぱ誌名の由来は今後二度と世に現れぬ「報道写真の神様」となったロバート キャパなのであろう。特集はキャパの生涯と作品を紹介するだけでなく、7人の写真家が「これぞキャパの一枚」という作品1枚を選び、キャパの印象を述べるというもので、わしは長倉洋海氏の次で恐縮やったが、学生時代からの論文でもさんざん述べてきたほんまのこと「神にまでなったキャパの作品にも駄作はある」の持論も含め述べさせてもろた。ただ名作、特に世界中のガキからお年寄りまで驚いた「敵弾に倒れる義勇兵」、「頭をそられたフランス女性」等名作も数あるが。わしは知る限り発表されたキャパの作品は観たが、駄作はごくわずか、それは平時にある。なんでみんな言わんのやろ?