フライデー 3月1日号

フライデー 3月1日号
■発行講談社
■定価400円(税込み)

数年ぶりに古巣からお座敷かかったが、やっぱり専属カメラマン時代の四半世紀前の作品、先日亡くなったリクルート社の江副浩正元社長がナブル時代ブイブイ言わせていたころの写真であった。今から思い起こせばずいぶん無茶な取材であったが、今はとてもできん。というか新入社員に間違われるというのも無理である。しかし当時は自分の財界人作品のうちで唯一といってもいい代表作になるとは思えんかったし、第一、江副元社長が20世紀最後の大疑獄事件「リクルート事件」の主役となるなんて当時知る由もなかった。そうかいな・・・亡くなりはったか。晩年は写真で見る限りでは宮沢喜一元首相に似た顔立ちになられ、若者の人材育成にも尽力されとったとは・・・これまた知らんかった。10年ぐらい前やったか、そのワシがリクルート社の発行する月刊誌で連載持つなんてのも知るよしもなかった。フライデーも四半世紀でずいぶん変わった。グルメ企画が二つ、おねえちゃんのカラーグラヴィア満載やが、わしの知ってるのまったくおらん。あの小室哲哉氏の独白はモノクロページか。AKB48の未成年のメンバーが撮った薬にも毒にもならんもんがカラー見開きか。でもわしの写真集の宣伝カラーでどーんとやってくれたし。