産経新聞 2月14日号

産経新聞 2月14日号 産経新聞 2月14日号
■発行産業経済新聞東京本社
■定価一部100円 月ぎめ2950円(税込み)

バレンタインデーでの連載掲載かいな。締め切り日も掲載日もアメリカにおり、我が国のこのときの世論がどないなっとるのかさっぱりわからず、東京から来たばっかしの同業者から、中国海軍の射撃管制レーダーがわが護衛艦や航空機に照射されたと聞き、それと、わしが出国前に問題になってた体罰のことと2つ原稿送らせてもろたら、この中国の暴挙のほうが、掲載された。体罰のほうも過激で画期的な意見と自画自賛しっとったのに、残念や。この産経新聞での連載もあとわずか、リニューアルして新連載がまもなくスタートされるという。最後がバレンタイデーとは、まあ大きな事故や事件がこの日なくてなによりやなと思うとったら、グアムで通り魔、二人の日本人女性が犠牲になるという大事件が発生。アメリカでの事件とはいえ、2人も日本人が亡くなったのである。産経新聞はじめ日本のメデイアはすぐにグアムに飛んだはずやが、同じアメリカにいたわしには最後までお呼びがかからんかった。やっぱわしの連載の日には大事件というのは最後まで変わらんかった。せっかくのバレンタイデーにお気の毒な限り、である。いったいどこに安全な場所があるというんであろう。ちなみにアメリカでもバレンタインデーはあり、アル・カポネが禁酒法時代、対立組織を一掃したのが、2月14日、セント・バレンタイデーの虐殺と呼ばれている。が、女性から男性に堂々と愛を告白してええなんて慣習は最近の日本だけ、アメリカでは逆に男から女性に感謝の印としてなんか贈るという日本とまったく正反対であった。とはいうてもこぎれいなヨット・ハーバーと海兵隊基地しかない西海岸の小さな町。身近な若い女性というたら、なにかと世話焼いてくれた海兵隊の女性中尉ぐらい。フリーカメラマンのK氏と陸上自衛隊の広報幹部とともにショッピングモールであわててベルギーのたっかいチョコ買いにいった。義理チョコ配らないかん日本の女性の気持ちがちょっとだけわかった。10個も配ったら大散財やないか。