ジェイ・シップス 2013年冬号(51号)

ジェイ・シップス 2013年冬号(51号)
■発行イカロス出版
■定価1500円(税込み)

まさか一年で2度も南西諸島に長期滞在するとは思わんかった。しかも今回は石垣、宮古、沖縄本島とあわただしくはしごした。その間神戸にも一度帰り、母の入院手続きに立ち会うという一週間ですさまじい距離を移動した。今回は2度目になる航空自衛隊のPAC3部隊の取材、前回と大きく違う環境は悪天候。もう晴れてる日がほとんどないし、沖縄のくせに寒いし、北朝鮮の3代目に振り回された。いずれあの半島を出たらしとめたるつもりやが、あの脆弱な権力基盤では半島出たとたんクーデターか暴動起こるやろから、しばらくは無理やと思うとるうちにいまや日本海沿いに中距離ミサイル展開してしもうたやないか。本号にも各国海軍の最新の状況掲載されとるが、北朝鮮の海軍はもはや海軍とも呼べるようなまともな新型艦はない。艦艇よりやはりミサイルのほうがはるかに我が国への脅威となっている。もっとも北が不用意に放ったミサイルで我が国の国民、米軍基地の将兵一人でも犠牲になるようなことになった瞬間、3代目も最期である。本号では3Pにもわたるわしの写真や記事より、巻頭の特集「海南島で追う国産空母の影」のほうがスクープ性ははるかに高い。あの水中で笛や太鼓鳴らしまくっていると言われているほどうるさい中国海軍の原潜を海南島でばっちり撮られたのである。それにしてもうるさくても原潜、でかい。あれで大陸間弾道ミサイル満載で海中に潜まれたたら我が国も怖いけど、中国製の原子炉といっしょに海中にいる原潜の中国人クルーも怖いやろな。中国の原子炉やろ。放射能漏れなんか計測してないやろ。