正論 5月号

正論 5月号
■発行産経新聞社
■定価740円(税込み)

あれから2年、本連載も東日本大震災発生2周年取材で東北にしばらく滞在したときにはだに感じたことを述べさせてもろうた。蛇足になるが、中韓が天皇陛下も出席された政府主催の慰霊祭をすっぽかしたことにも触れた。掲載された写真は宮城県の気仙沼のあまりに有名な第18共徳丸のだが、ほかにもあの大災害を早くも風化させてまうようなカットがあまたあった。なんとか発表できる媒体を捜しとるのやが、なかなかどうして・・・今年久しぶりに写真展開催するから、そこで発表しようかいな。ほかには「私の写真館」ではホビージャパンでもご登場の佐藤正久参議院議員、7Pにもわたってご家族の写真から防大時代の若かりしころのお写真まで掲載されている。思いおこせば、佐藤議員とは年がひとつ若いだけで、30代のころからの知り合いか。カンボジアには外務省への出向中の身で出かけてるから、そうなれば、カンボジア、ゴラン高原、サマワ、鬱陵島と海外だけでこんだけ同じ時をすごしてきたことになるは、佐藤議員の人生の節目,節目を取材してきたことになる。本号の巻頭の「折節の記」にもカンボジアのホロコーストの首謀者、人類の種に対する犯罪者のポルポト派幹部のイエンサリが国連管理下の法廷に引きたれらるらしい。ポルポトは夫婦そろってカンボジア王国(当時)の国費留学でパリで耐乏留学生暮らししながら共産主義細胞に組み込まれていったと読んだことあるが、イエンサリらはもろ中国のひも付き、まあシアヌーク殿下ですら、北京で亡命生活おくっていたし、SPはなんと北朝鮮の傭兵やった。これはわしも当時しっかり目にした。まあクメール・ルージュ(ポルポト派)自体が毛沢東の目ざした原始共産種主義、農村パルチザン化を実現しようとしていたぐらいやから、中国人の言いなりやったのであろう。