Strike And Tactical DVD Vol.3　銃弾貫通3　上級検定

ミリタリー専門誌のストライク アンド タクティカル マガジンが発売しているDVDの第3弾。本来の目的は「銃弾とは何かを知る」という極めてアカデミックかつディープなもんやったらしいが、第1弾、第2弾ともに見せてもろたが、まあこんな身近なもんを、またこんなしょうもないやりかたで、また結果を予想するのがむちゃくちゃむずかしい検定を思いついたもんである。しかも銃や銃弾に詳しければ詳しいほど悩む問題ばっかなのである。解答者はこの業界ではちっとはうるさい銃の専門家や研究者ばっか、専門外の報道界からはわしぐらい。とはいえ長年射撃を趣味として銃や銃弾と親しんできた者として負けるわけにはいかんと真剣にとりくませてもろた。日本では公安委員会指定の射撃場で紙の標的かクレイの移動標的、狩猟では決められた獲物に対してのみ射撃してはいけないことになっているため、実験はすべてグアムの射撃場で専門家立会いのもとに行われた。ビジネスバッグに広辞苑、防弾ヘルメットに土嚢に砂入りペットボトルと誰が思いついたんやみたいな標的を拳銃弾からライフル弾までさまざまな銃弾でさまざまな距離から撃って、貫通するかしないかするとしたらどれぐらいかを予想し、実際の結果から採点するという銃の専門家からしたら、採点結果がしゃれにならんかったら、おまんまの食い上げになりかねんおとろしい検定であった。まあ結果はこのDVDをお買い上げの上、見ていただくとして、各氏さまざまなノー書きこかれ、見事その予想通りのこともあれば、あれえこんなはずやなかったみたいな結果もあった。今回は第1弾、第2弾に登場しなかった、めずらしいというかすごい銃も登場している。もっとも美しい拳銃と言われるドイツのルガーP08、あのゲーリングが自分のために特別にしあげたゲーリング・モデルまであるあのP08や日本が誇る南部14年式んまで登場している。しかも手袋付けたまま撃てる後期バージョン、よく適合実包があったもんである。と思うとったら、テレビドラマ「相棒」にこの14年式が殺人事件に使用されていた。しかしあのドラマの設定は無理あるで。まあテレビドラマの設定に目くじらたてることもないか・・・さらに圧巻はバーレット。あのヘリをも撃ち落し、戦車の装甲までぶち抜く12.7ミリ弾でまあ身近なもん撃ってくれよるのである。しかし銃の好きな方もそうでない方も笑いながら見れるのでぜひお楽しみを・・・