ARMY　第60号　2013年春号

今年もARMYの「フォト オブ ジ イヤー」の審査の末席を汚させていただいた。この60号で一挙その結果が発表された。おそれおおくもわしが栄えある「PHOTO OF THE YEAR」、作品名「Final Fight」の考察を巻頭に述べさせてもろた。まあどれもこれも秀作ばかりやったが、この「Final Fight」はまあすごい。ほんまに自衛官の手による作品かいな、ハリウッドの映画の1シーンとちゃうんかいな・・・みたいなしぶいかつ信じられん一瞬を完璧に表現されている。この「Final Fight」もすごいが、表紙の作品名「偵察を終え速やかに離脱するレンジャー学生(第1空挺団)」もしぶい・・・が、なんやこの説明的で長ったらしいタイトルは・・・せっかくの傑作がタイトルで足引っ張られとるやないか。わしのほかに審査されたのはいずれも写真家の福田正紀氏、菊池雅之氏、大野広幸氏とこれまた例年通り、各氏忌憚なく辛口の考察をのべられている。なおこの「PHOTO OF THE YEAR」の「Final Fight」はあまりに完成度が高く、陸上自衛隊のパンフレット「守りたい人がいる」の表紙にも使用されているので、あわせて参考のためご紹介させていただく。