産経新聞 4月25日号

産経新聞 4月25日号 産経新聞 4月25日号
■発行産業経済新聞東京本社
■定価一部100円 月ぎめ2950円

今回から連載のタイトルが40X40から「直球&曲球」に変わった。内容はたいして変わらんが、ボリュームが多少大きくなった。直球はまあストレートのことに間違いないやろうが、曲球はカーブのことであろうか、それなら「変化球」でええような気もするが、カーブは日本語では曲球になるのかいな。戦時中は英語は敵性後やったから、野球用語もすべて和訳されていたが、そのときの名残やろかいな。たしかストライクは当たりと審判もコールもとい判定しとった。さて今回は北朝鮮のミサイルが今にも発射されるんではないかという状況下で締め切りぎりぎりまで待って結局発売まで発射されても発射されんでんでも済むように、参議院の民主党のセンセイ方の離党が続いていることに触れた。わしの連載掲載日は毎度大きな事件、災害も起こっていたが、新連載開始日は幸いにも大きな不幸は掲載されてなく、何よりやが、やっぱり他一面には中国海軍の艦船が自衛艦に射撃管制レーダーを照射したのは「日本が国際法に抵触したから」なんてとんでも文書を捏造、内部で流布しとった。まあ日本相手やと何したって問題なしアルヨの国である。さらに一面にはプロスキーヤーの三浦雄一郎さんが80歳にして3度目のエヴェレスト登頂を目指し、標高5300mのベースキャンプを出発の写真が掲載されている。80歳にしてエヴェレストを目指す三浦さんはまあすごいわ、うちの母親が今78やけど51のわしでもこの足で立ったのは最高標高3800mの南極大陸のドーム富士基地、あそこでも高山病に悩まされ、沿岸部にもどるまで頭痛が引かんかったぐらいやから、ベースキャンプでもあかんやろうが、まあそれでも三浦さんにとっては3度目や。それより驚いたのはその写真を撮った早坂先輩のクレジットが打ってあったことであった。先輩わしより少なくとも4は上やろ。カメラ担いでそのお年でまさか頂上までお付き合いされるんかいな・・・どうぞご無事でお戻りください。7000mより上はそこを目指した人間の3割がもどらなかった下手な戦場よりおとろしくつらい地球上で最もアブナイ地獄である。どうか無理なさらず、つらかったら下山する勇気も必要でっせ。三浦さんはそれでも本望・・・でもないかもしれんが・・・同行カメラマンには頂上征服の名誉のおこぼれはそんなにないんですから・・・ただ自分が地球上で一番高いとこに立ったという達成感と満足感だけである。まあそれが山を登らん人間にはよう分からんのやが・・・