正論 7月号

正論 7月号
■発行産経新聞社
■定価740円

今月の連載は先日亡くなった黒澤晃1等陸佐を偲んで写真を寄せさせていただいた。時節柄、橋下大阪市長の発言等、話題に触れたかったが、いかんせん報道写真のグラヴィアページ、話題に沿った写真がなかったら、ページ作れん。いやあったとしてもオノレが取材してないことには説得力もない。しかし個人的にはありもせん、いわゆる従軍慰安婦強制連行に関する大阪市長の言動より、モザンビークの戦友・・・と呼ばせてもらえれば、黒澤1佐の突然の悲報のほうがよっぽど衝撃であった。黒澤1佐のエピソードは本号に寄せてもろたから、それを読んでいただければ、分かっていただけると存ずるが、まあすごい人であった。陸上自衛隊の間では「軍神・黒澤」の二つ名で通るぐらいでったが、自衛隊人生の後半は特殊戦畑を歩まれ、日本の特殊作戦の最近代化の装備、訓練、教育の開拓者であられた。そして尖閣諸島の命運が風前の灯火である今、日本の島嶼防衛、奪還作戦の指揮をとるため先頭に立つべき人物であった。ご遺族の方の悲しみと驚きも察するに余りありますが、我が国にとっての損失もとてつもなく大きい。なんで国賊は平穏をむさぼり長生きしよるのに、英雄の死はこないに早いのか。今神となって我が国にご加護賜らんことを・・・
他には「壁新聞」のコーナーの河添恵子先生のエッセー「中国マネーが再び蠢く?」はわしも同感である。とくにわしの趣味である射撃を楽しむためしょっちゅう」山梨、静岡に出かけるが、ほんまに中国人観光客が最近富士山周辺に大量にやってくる。みなさん静かに、おとなしく、ごみも出さずに、金だけ落としてってくれたら、文句言わんが、そんなこと中国人には無理な注文である。特に中央道の談合坂サービスエリア、ここのコンビに昼間行ってみい。おぞましい光景見れるぞ。中国人の団体が割り込みされるから、一向にレジにたどりつけんぞ。そんな中国人の方々やから、一昨年の東日本大震災後一時減ったが、今年の富士山世界遺産認定でまた富士山周辺の土地やホテル、日本企業の保養施設を買い叩きまくっとると本エッセーで河添先生も警告されとる。またアルピニストの野口健氏の言うことにもわしも全く同感「富士山の世界遺産認定はまだ早い」。富士山周辺のごみもおぞましいぞ。わしも他人様のモラルどうこう言えんが、あれはひどい。ごみを分別する習慣のない中国人のこと笑えん。粗大ごみが多いから、日本人が捨てたとしか思えん。世界遺産認定されたら、ますます観光客や登山客が富士山を訪れ、間違いなくごみも増える。その対策できとるの?というか今山積みのごみからどないすんねん?
さらに他には本号でも井上和彦氏の「地元メディアの反日偏向報道の淵源」は分かっとはいえ、ショックやった。沖縄地元メディアは自衛隊の献身的な活動活動等、自衛隊を理解し、結果的に自衛隊を利する報道はしないと明文化した文書が琉球新報の当時の社長と労組委員長の署名付きで現存しとるというのである。当然、地元メディアが主催するスポーツイベントにも自衛官は参加させんと明文化しとるというのである。自衛官にも沖縄県民多いやろ、これはりっぱな差別助長やで。沖縄地元メディアによる。ようも沖縄は本土の犠牲になっとるとか、新聞で言えるもんやで。しかも東日本大震災発生直後の自衛隊の活動も見て見んふり、やっぱ沖縄は日本やないわ。沖縄メディアは沖縄をよっぽど中国に売り渡したいとしか思えんやない。