コンバットマガジン 11月号

コンバットマガジン 11月号
■発行(株)ワールドフォトプレス
■定価1,000円(税込み)

編集長以下皆様がわざわざワシの写真展に足をお運びくださったばかりか、写真展の告知と宣伝まで誌面で紹介してくださった。DMを持参しても、「へえ、すごいですね」とおべちゃらは言ってくださるだけで、お一人もお見えくださらない某編集部と大違いの義理堅い皆様であった。実際わしの自信を持ってお見せできる作品をお見せできてわしも写真家冥利に尽きる。ちゃんと作品はプリンター出力やなしのラムダプリントという解説までいただいた。しかしすごい表紙とタイトルである。普通は人気ある特殊部隊や旧ドイツ軍なんかやったらわかるが、「所属不明」の特殊部隊というかPMC(民間軍事警備会社)のプライベート・オペレーター(傭兵)が表紙である。イラクでぶいぶい言わせていたPMCのブラック・ウオーターみたいやが、ありゃあガラ悪かったでえ。頭のアラブ風スカーフ、シュマルは中東に潜伏する米軍特殊部隊にも正式装備にもなっとるらしいが、暗視ゴーグルは映画「ゼロ・ワン・サーティー」で一躍特殊部隊の花形になったデブグロの夜間偵察監視チームを創造させるのが時代がらか。今年の富士総合火力演習も大特集。それにしても今年は予行の土曜、本番の日曜ともに運悪く悪天候。それでも本誌はじめ、ミリタリー専門誌はことごとく夜間射撃のカットも紹介されている。他にはワシ的には「338 ラプア・マグナム」の特集もありがたい。こんなマニアックな弾丸は専門誌ぐらいしか特集してくれん。またルガーP08とワルサーP38、このふたつはワシのガキ時代は「ナポレオン・ソロ」や「大脱走」などのテレビドラマや映画の影響もあり超人気モデルやったが、いまやベレッタやHKの後塵を拝した感がある。あっワルサーP38はルパン3世の今も愛銃やった。わしは初めて渡米したとき、LAの下町射撃場で最初に手にして撃ったのもアメリカルガーの9ミリパラベラムやった。さらに他には「戦争と平和ショー」見聞録。ロンドンではナチスルックも大目に見られるのかいな。ノルマンディー上陸50周年記念イベントに参加しにきた世界中のミリタリーオタクにはびっくりするどころか感動まで覚えた。当時のM4シャーマン戦車からブレンガンキャリヤー等々あそこまでこだわりは尊敬に値するぐらいやが、ドイツのオタクがオマハビーチで野砲ぶっぱなしたのにはびびった。もちろん空砲やったが。