神戸新聞 10月4日号

神戸新聞 10月4日号 神戸新聞 10月4日号
■発行神戸新聞社
■定価130円/月ぎめ(朝夕刊セット)3,925円

地元兵庫県民の新聞「神戸新聞」にわしの開催中の写真展の記事が掲載された。大阪での展示2日目に間にあったので、ご来場の多くのお客様がこの神戸新聞の記事をご覧になってご来場された。あとは「たかじんのそこまで言って委員会」で加藤さんが2度に渡って告知していただいたのをブラウン管でご覧になった方々、勝谷誠彦氏の有料サイトをご覧になっていた方々で、ほんまにわが身の情報発信能力の無さに情けなくなる。それにしてもやっぱ地元はええ、ありがたい、義理堅い。おかげさまで大阪の写真展はキャノン始まって以来の来場者数を記録したとか、きっちりカウントしてないけど、警備の方のお話ではやが。警備の方々も地元3師団からイラクに派遣され、除隊後キャノンで警備されてる方であった。取材は銀座の初日に旧知の映像写真部の方がおこしになられた後、梅田の初日に文化生活部の堀井正純記者が取材に来られ、会場での撮影もしっかりキャノンでやられた。文化面の青空主義プラスのコーナーで大きく取り扱ってくださったばかりか、一面目次にも名前をだしてくださり、名誉なことこの上ない。この堀井記者の記事を眼にされ、あれだけの方々が訪れてくださったのは、ひとえに堀井記者の筆力もあるやろうが、堀井記者を紹介してくださった映像写真部の若い衆のおかげである。他にも兵庫県内のあまたのギャラリーの展示も紹介されておられるなかで、写真まで掲載していただき恐縮である。ただ展示作品にかんしては自信がある。お越しになられた方々にこれぞ報道写真というのをお目にかけれる。神戸新聞はわしの地元の新聞やが、わしがガキの頃は三ノ宮駅前の交通会館やったかな・・・ロードショーの映画館もはいったビルに本社があった。とはいえ、神戸新聞は、ほーれ、ジャーナリスト、新聞記者でござーい、なんてデスクでふんぞりかえってるだけの名ばかりの「ブン屋」と違い、わしのガキのころから殉職者を出している。たしか神戸祭りで暴走族が暴れまくり、暴動に発展、それを近くでばちばち取材していたカメラマンがまきこまれ、暴徒がひっくりかえした車の下敷きになったという壮絶な最期だったと記憶している。同じ神戸ではなく西宮にあった朝日新聞阪神支局で赤報隊の放った散弾に倒れた小尻記者の名は時効になっても今だ語られるが、このカメラマンの名は残されてないいやろか?神戸祭りはこの事件後しばらく中止になっとったはずやが、今はこのカメラマンの名を冠した賞でもできたんかいな?お祭りパレード前にお名前読み上げ、市民が黙祷するなんて話も聞かんし・・・神戸新聞のカメラマンといえば阪神淡路大震災の7日間がドラマ化され、著者の三津山朋彦氏の震災当時をジャニーズの櫻井翔が演じたということで全国的に名が知れることになった。神戸新聞も震災直後は大混乱、わずかに残った電話回線と輪転機で意地わかけて、新聞を発行し続けた。たしか京都の印刷所から毎日運んだと聞いた。わしらは週刊誌媒体、当時はデジタルなかったから、フィルム東京に運んだら週刊誌は出せる。毎日出るのが新聞やから、神戸新聞の苦難は察して余りある。神戸は日本最大の山口組の本家もあるし、記憶に新しいとこでは107人もの犠牲者をだした阿鼻叫喚の地獄図となった尼崎のJR福知山線列車脱線事故も起こった。そんじゃそこらの全国紙の記者より修羅場を踏んでいる。