J Ships(ジェイ・シップス) 2013年秋 第54号

J Ships(ジェイ・シップス) 2013年秋 第54号
■発行 イカロス出版
■定価 1,550円(税込み)

今年もカレンダーの季節となってまいりました。拙著、カレンダー機能付き報道写真集をミリタリー専門誌「ジェイ・シップス」で読者プレゼントとして、発売元のトライエックスから提供させてもろうた。いっつも読者の皆様から「いったいどこで売っているんすか?」と聞かれ、本屋に置いてまっせとお答えしときながら、ワシ自身書店で見たことない。極めつきは新幹線 西明石駅内の書店、ご近所さんやのに、犬猫や薬にも毒にもならんアイドルや風景のカレンダーは置いてあっても、わしのはさっぱり。薄情やで。しかしお隣明石駅のステーションデパートには拙著もおいてくださってるので、今年は期待しとるで。それでも機体多ければ、失望も大きいんで、いつかは西明石の書店に置いてもらえるようなものを作るだけや。まあ今年は年末福岡で写真展もあるから、できるだけ顔出すようにして、買っていただこう。本号の特集は「空母」表紙にもあるように、先日ワシも取材に押しかけた「いずも」進水式が特集のきっかけ。しかし海上自衛隊では「いずも」前の「ひゅうが」「いせ」も護衛艦、DDH。つまりデストロイヤー、駆逐艦のカテゴリーに入れている。まあ世界標準では「ひゅうが」からは「ヘリコプター キャリヤー」(ヘリ空母)である。付録にも柿谷哲也氏が進水式当日空撮していた「いずも」のでっかいポスターがついている。これみたら・・「ひゅうが」のときもそうやったけど・・・これ駆逐艦は無理あるで。甲板艦首においてあるでっかい鉄板は外部エレベーター用やろうか?外部エレベーターあっても駆逐艦と呼ばなあかんのかいな。その裏が今度は自他共にそう呼んでいる原子力空母「ジョージ・ワシントン」のウイジャボード。作戦会議などでよく見る縮尺した甲板と航空機の模型である。これ見たら飛行甲板、格納庫の航空機の配置が一目瞭然。今わしはフィリピンやがこちらの陸や艦内の作戦会議でも指揮官、佐藤群司令は地図の上に隷下の3席の艦艇の模型を並べられ、ウイジャボード代わりにされていた。このウイジャボード本号によるとスポッティングボードが正式名称、航空機を駒代わりにしてハンドラーたちが動かし、今や死語やろな・・・「こっくりさん遊び」に似ているからウイジャ(こっくりさん)と呼ばれるという。