夕刊フジ 8月21日号

夕刊フジ 8月21日号 夕刊フジ 8月21日号
■発行産業経済新聞東京本社
■定価 140円(税込み)

今回の連載は8月20日店頭発売ということもあり、終戦の日をテーマに日頃から思うてることを述べさせてもろた。わしは今年の終戦の日の正午は大阪の護国神社で日本会議大阪の皆様に招かれて、そちら護国神社で迎えた。その後拙いわしの話で英霊にはお耳汚しになると恐縮至極であったが、わしなりに慰霊させてもろうた。折からの大雨であったが、昨年の靖国神社は69年前のあの日もかくやというぐらい暑かったぐらいやが、まだ雨とはいえすごしやすかった。あの日の靖国神社がわしが小野田寛郎元少尉を拝見させていただいた最後の時と場所になった。今年も靖国の杜でなんとか英霊にご挨拶でまいかと、その後帰京した。ところで靖国神社には戦死した英霊が祀られているのはなにもここであらためてわしから言うことでもないが、小野田少尉(当時)とルパング島でフィリピン軍と戦い戦死された小塚軍曹(当時)は靖国神社に祀られたのであろうか?前の大戦での英霊になられた方までやから靖国ではお会いできんのやろうか?終戦を知らず、信じず、戦いつづけたからやっぱり靖国に祀られてるんやろうか?小野田元少尉がご夫妻で毎年この日靖国にこられたぐらいやからおそらくかつての戦友がたに加え、小塚元軍曹も祀られてたんやろ。小野田元少尉にとうとう尋ねそびれた。そうやったら小野田元少尉もきっと靖国で今戦友方とお会いできるよう、祀られたんやろうか?誰か知っとる方おられるかな?いや、やっぱりそれはできんであろうか。靖国ではさらに毎年西村眞悟代議士とも毎年お会いできとったが、今年はご夫人と大阪護国神社でご挨拶できた。ほかには一面に橋本聖子元外務副大臣の顔写真が、掲載されとるが、これはもう週刊文春グラビア誌上でモロブチューの写真が掲載され、キャンと言うしかない。いくら無理やりやないと言うたって、ご本人は外務副大臣かつ五輪の常任理事やろ。しかもスケートの日本代表の先輩や。チューされようが、舌入れてこられようが、もはや口ふさがれて嫌とはいえんがな。あかんがな。これで橋本議員になんの肩書きもなかったら、ようやったと言える・・・言えんか。おかげで噂になっとた入閣はも流れよった。さらにこの日の早朝発生した広島の大規模土砂災害の一報も隣の3面に急遽入っている。さらに3面その隣にはイスラム国・・・というてもわしらの業界ではISISで通っているテロ組織に拉致、身柄さらわれた湯川遥菜氏とその犯人ISISについて旧友軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏の解説コメントが長々と掲載されとる。ISISについては本当の「戦争カメラマン」横田徹氏が命賭けて取材し、映像も撮ってきたが、そんな貴重な映像が日本のメディアのISISに対する無知と興味の低さからさっぱり使われる機会がなかったのに、今回の湯川氏の事件であっという間にISISの名が知れ渡ったのに、写真や映像が少なく、その時に及んでやっと横田氏の映像が貴重なものと気づき、バンバン使われるようになったのも事件の副産物といってはいいすぎか。この被害者の湯川氏については身柄押さえられたとき自ら「はるな」と名乗っていたが、前の名はもっと男らしい名である。結局PMC(民間軍事会社)立ち上げたわりにはシロートやのに、それでうまく行くと本気で考えとったら、かなり紛争地をなめとったというより、もはやかなりいかれている。ISISに身柄さらわれ「写真家」を名乗られとるが、ISISも残虐やけどアホやないで。インターネット上であんな武器見せびらかす映像残しといて「写真家」はやっぱり相手がISISでも通らん。とはいえ我らと同じ日本人に変わりない。日本政府は全力で救出に当たらなあかんのである。どうせ各大使館は何もようせんやろうが。