産経新聞 9月18日号

産経新聞 9月18日号 産経新聞 9月18日号
■発行産業経済新聞東京本社
■定価 一部110円 月ぎめ 3034円

今回の連載は実家明石でしたためた。今年はことのほか出張が多い。この景気でまだ、このわしの年齢で仕事が、しかも地方で、海外であるだけありがたい限りである。で、朝日新聞が自身に批判的なジャーナリスト・池上彰氏の連載をボツにしかけたことで、池上氏がけつをまくる・・・まくりそうになって朝日はあわてて、遅れてその幻になりかけた連載を掲載したという、経営者いやメディアに限らず、あらゆるリーダーがやったらあかんことを連発した・・・というタイミングで昭和天皇実録が公開されたのである。朝日新聞が金科玉条にしたあの「ありもしない強制連行された従軍慰安婦」をさあも見てきたように作り話した吉田某のウソ証言と比べるのも畏れ多いというか汚らわしいが、全然信憑性や歴史的価値が違う・・・というより別次元である。そのあたりにも触れた。この時期はまだ朝日も世論をなめてたふしがあるというより、今も大筋では強制性があったと、恥知らずにも開き直っていた。社長がこの後一応頭を下げ、池上氏の原稿ボツにしかけた編集局長の名前を出し、スケープゴートにしたが、やはりあとの祭りや。ありもしない強制連行の捏造記事が朝日に掲載されたのはすでに32年前、もう当時からあの吉田某の証言の信憑性は疑わしかったのに、それを指摘されても朝日は32年間全くといっていいほど聞く耳持たんかったどころか、このわしの連載が掲載された時期ですら言い訳と開き直りくりかえしっとったんやから。他には一面に「歴代の東京モノレール車両パレード」とまあご丁寧に6枚の同じアングルの写真掲載しとるが、これ当時の車両やなくて、塗装変えただけやろ。わしも鉄道写真には一過言あるが、この写真とレイアウトは変わり映えせんで。もうちょっとなんとかならんかったんかいな。さらに一面に常磐道が来春には全通の記事が掲載されてる。これで東北取材もずいぶん楽になる・・・というより時間が短縮されるし、なにより福島復興の大きな活力になるやろ。もうひとつ一面社説に同じく来春には両陛下がパラオへの慰霊の旅が実現されるとのこと。パラオのペリリュー島は硫黄島同様前の大戦での最大の激戦地のひとつ。さすがと言うにはあまりに畏れ多いが、朝日新聞の記者サマと比べ・・・るのはさらに畏れ多いというが、失礼千万やが、よく歴史を直視され、遠く祖国を離れ南方の島々で散った英霊に想いをはせてくださる。硫黄島に続き、サイパン、そしてさらに遠い3200キロ離れたペリリューに慰霊に行幸されるとのこと、日本人としてありがたい限りである。ちなみに週刊文春誌上で自民党の石原大臣(当時)がダイビング三昧と慰霊そっちのけであそびまくってた島がそのペリリューである。わしも今年8月、ハワイ沖で米海軍の強襲揚陸艦「ペリリュー」に米陸軍のブラックホークで運ばれ乗ってきたが、米海軍は国内外の激戦地の名を船につける。「オキナワ」「イオウジマ」と日本の島の名もつけたが、あのいやらしい半島国家のなんちゃって海軍の「ドクト」つまり竹島は激戦地ではない。我が国のすきを狙われ、かすめとられ、いまだ不法占拠しつづけられたままである。それを正当化するため、まあ歴史は捏造するわ、反日教育はめちゃくちゃやりよるわ、もう日韓首脳会談どころか、韓国人や朝鮮人とつきあうのは無理やで。それにしても3面でも紹介されてる産経新聞ソウル支局長の出国禁止、あれ朝日はどない報道するつもりやろ。あれほど仲良しの韓国政府に嫌われたくないはずやろ。なんちゅうてもあのありもしない従軍慰安婦の強制連行は捏造でしたと認めたことすら、それが朝日やと好意的に見てくれるんや。ましてやあいてはわしも世話になった産経新聞の加藤記者、しかもソウル支局長や。ここは同じ日本人とはいえ従来の反日報道でいくやろ。今は様子見やが、すぐに反日にころびよるやろ。