正論 11月号

正論 11月号
■発行 産経新聞社
■定価 780円(税込み)

今回の連載は文春、SATマガジンに続き、「父島のオスプレイ」SATマガジンでは日本側ではこの現場となった海上自衛隊父島分遣隊の最高指揮官、小野寺防衛相(当時)、森下小笠原村長、河野海上幕僚長や第3MEF(MarineExpeditional Force/第3海兵遠征軍とでも訳すのか?)の指揮官 ウイスラー海兵中将も紹介させてもろたが、この正論では一番機で当日父島に舞い降りたMV-22 オスプレイのクルー スティエール少佐と小笠原村議らを掲載させてもろた。ちなみにアメリカ海兵隊では中将が最高階級で大将はいないという。これは海兵隊があくまで海軍の隷下組織ということもあるが、おつむより肉体重視という自負もあるという。ちなみに海兵隊では衛生兵もいないため、海軍から手配される。なんで海軍の衛生兵は配属によっては船より陸で地上戦ばっかやらされることもある。この連載で登場したスティエール少佐ももうもろ海兵隊の体つきに「マリーン・カット」。カメラマンがわし一人やったので、ガンが合うとあの沖縄のオスプレイ部隊のエンブレム「ドラゴン」のパッチをくれた。わしもほんまは河野海上幕僚長らと厚木からP-3Cで硫黄島、硫黄島から父島へはオスプレイ、同一ルートで帰京、としたかった。しかし海上自衛隊からは防衛記者会の代表でキャパシティー無しという、嗚呼無情のご回答であった。かくしてたった1時間のオスプレイ 父島滞在取材に片道25時間半かけて、計5日間の取材とあいなった。防衛記者会からは朝日新聞、日テレ等の取材クルーが当日大臣搭乗機でやってきたが、この1番機はその前に撮っていたし、テイクオフも父島分遣隊基地のスロープに隣接する大村海岸の海がめ産卵地で海水浴を楽しむ地元のママ友をなめて撮ることができた。そしてなにより実質1時間の取材以外の丸々4日間で父島の大自然を楽しむことができたが、4日間ではとても足りん。沖縄みたいに手垢にまみれてない、ホンマモンの大自然は4日間では不十分、父島に移住するかたが後を絶たんのもわかった。帰りは東京というても父島、小笠原も東京都やから内地に出張というか会議に出る森下村長らと同じ便であった、というより1週間に1便やからみんな同じ船になるが。なおたった1時間の取材に5日もかけ、しかも片道25時間半もかけて行くのがよっぽどもの好きというか信じられなかったのか、海上幕僚監部、警察双方から「ほんまに船で行くの?」と事前に問い合わせがあった。海上自衛隊は河野海上幕僚長と同じオスプレイやから搭乗申請申し込んで、結局断られたから分かるが、警察はなんでわしが父島行くの知っとったんやろ?結果父島までわざわざやって来た根性ある反対派はゼロ。念のため地元小笠原警察署の警備応援にやってきた警視庁機動隊も当日も手持ち無沙汰であった。なお警視庁機動隊は前日、海上自衛隊の水上機、あの辛坊治朗氏を救出したUS-2で父島にやってきて帰りはわしと同じ小笠原丸であった。他には畏れ多いことに白黒グラビアに皇后陛下80歳のお誕生日記念の特集が掲載されている。お若い時もお美しいが、皇后陛下も比べるのもこれまた畏れ多いが、わしの母と同じ80歳になられたのか、母は今ひとつ健康が不安やが、皇后陛下にはまだまだ若々しく、お元気で公務に臨まれますようお祈りいたします。