夕刊フジ 10月16日号

夕刊フジ 10月16日号 夕刊フジ 10月16日号
■発行産業経済新聞東京本社
■定価 140円(税込み)

今回の連載はめずらしく大陸、半島と直接は関係ないというより間接いややっぱしょっちゅう直接に関係のある日本人しかも女性である。この原稿にあるとおり、わしはこの「土井たか子」元社会党委員長の死をシンガポール発成田便の機内で配られた一日遅れの毎日新聞で知った。しかも一面。同じ一面にはあの御嶽山の噴火の大惨事の記事に並んでである。何の罪も無い、自然を山を愛で、たまたまあの日天気もいいし紅葉もきれいやし、お弁当作ってみなで山登って・・・そんな50人以上の日本人が無慈悲にも火山灰に埋もれた災害と並んで、日本に、日本人に害しかなさなかったのに、その生涯のほとんどを国会議員、つまり税金で食わせてもらっていた、日本で最初の女性衆議院議長をつとめた一人の女性の死を写真まで載せて扱うか?まあ日本人はどんな悪党も死んだら仏さん、死者に鞭打たんのが美徳やが、相手は筋金入りの社会主義者、死ぬまで社民党と名は変わったが、その本性はマルクス・レーニン主義のバリバリや。憲法学者として有名やったらしいが、正しくは護憲原理主義や。
国民の生命、安全より憲法守るほうが大事やプラス主体思想の日本第一の研究者。主体思想と漢字で書いたらなんやりっぱな思想みたいやが、発音したら「チュチェ思想」そや北朝鮮の金日成が確立したという触れ込みの「自然界の中心に人間がおって、その思想・・・」てなまともな人間には理解不能やが、簡単に言うたら「日本人拉致、麻薬、偽札密造、密売、武器輸出、テロリズムを正当化する朝鮮半島北半分だけで通用するサイテーの思想」といえる。こんなもんをありがたく研究していた日本人の第一人者を自慢しとったのである。うそやないで。土井たか子センセイは金日成の誕生日には朝鮮総連に毎年招かれとったし、ピョンヤン郊外にある金日成、金正日親子が世界中のテロリストから貢がれた怪しい贈り物をこれ見よがしに展示してある自称博物館にこの土井たか子センセイが金日成に貢いだ貢物が展示してあるのわしはこの眼で見たで。まあわしもそのときは貿易会社の宣伝部長と身分偽っていたが。この自称博物館、テリー伊藤氏の著書「お笑い北朝鮮」にも写真入りで出てくるが、ニカラグアの反政府ゲリラから贈られた「ワニが二本足立ちして前足ではグラス並べたお盆を持っている剥製」とかもう悪趣味を通り越して笑いをこらえるのが、大変やった。そんなんに並んで土井たか子センセイの貢物や、朝日新聞の編集委員やNHKの国際部長が貢いだやすっぽい万年筆が展示されていた。わしはこの土井たか子センセイをフライデーのダミー版の時特写したことがある。今から30年前か。まだ若々しく独身、というても死ぬまで独身やったか。当時の社会党委員長は「非武装中立論」という今聞いたらへそが茶沸かしそうなお笑い理論を堂々とこいた石橋委員長やったかいな?田辺委員長やったかな?まあ当時もろくでもないのが社会党率いていたが、愛国党出身の山口二矢(おとやと読みます、常識やで)に日比谷公会堂で演説中刺殺された浅沼稲二郎社会党委員長時代は「人間ブルドーザー」とか言われ、今にも日本で社会主義革命が起こるんちゃうんかというぐらいてんぱった時やったのである。山口二矢烈士に浅沼委員長刺殺されたあとの社会党凋落はみじめなもんやったが、その浅沼委員長時代みたいな社会主義をころっと隠した政策と自民党の政治腐敗も加わり、かつ女性の社会進出のさきがけという時代に乗ったのが土井たか子センセイを中心にしたマドンナ旋風やったのである。
そのマドンナ旋風で民主党の政権交代を真っ青なぐらいろくでもない女性議員を大量輩出し、女性初の首相にもうちょっとで手が届きそうになったとんでない時代がくるはるか前であった。この土井たか子センセイたしかに女性初の衆議院議長という三権の長になったが、このマドンナ旋風の時、日本人で初めて「ニューズウイーク」と「タイム」の表紙に同時に顔ガアップででた。これ以外やと「昭和天皇の崩御」の際の遺影ぐらいしかわしは知らん。この土井たか子センセイは半島出身で本名が別に有り、あきらかな朝鮮名。社会党(当時)の代表番号にかけ、交換でこの土井たか子ならぬ朝鮮名を告げると土井たか子委員長につながったという都市伝説があったが、本人がこの真相を語る前にあの世にいったからいまとなっては都市伝説で終わってしもた。