文化人・芸能人の多才な美術展2014 作品目録

定価は出展者には会場でいただいたので、はっきりせんで、恐縮やが、たぶん税込みで2,000円ぐらいやったようなきがしたが・・・まあ2,000でも3,000円にしてもそれ以上の価値がある。毎度表紙がむちゃくちゃ凝っておられるが、今年も凹凸のあるかなり高価で分厚い表紙、表が黒、裏表紙が赤のツートン、つぶつぶ部分のみ光沢しかもよう見るとそのつぶつぶがスマイルマーク？というかピースマークになっとるのである。中身も一作品1ページが基本の贅沢なレイアウト、そのためかなり分厚く重量感もじゅうぶんである。この目録誤植があったらしく、現在は一時的に市販してないらしいので、買ったかたはお宝やで。今年の目玉はポートレート写真家のヘンリー・グロスマン氏の作品展、歴代米大統領やビートルズの作品で有名やが、特にJFKのポートレイトとジャッキーとの選挙キャンペーンのが有名やが、この目録では分からんが白黒オリジナルではデティールが鮮明、JFKの耳毛がすごいのがばっちし、もうボーボー、古くて恐縮やが、あの村山富市ヘタレ元首相や疑惑だらけの三塚博センセイより濃い。これネガをデジタルスキャンしたんやろか、銀塩プリントにしたら、粒子が粗いように見えたが、主催者の松岡久美子氏もおられて、挨拶されていたが、やはりグロスマン氏は当然代理人通しての展示やろうから、権利関係をクリアにされるのにかなりご苦労されたのこと。分かるわ・・・グロスマン氏の現在のセルフポートレイトではキャノンのデジカメにレンズも最新の24-105mmかな・・・構えてるとこやし、今はデジタルを駆使してるということか。ジャッキーやメリル・ストリーブのポートレイトよりワシ的に印象深かったのはキャンディス・バーゲン。ハリウッドの女優としての実績より、写真家としてもファッション誌で活躍していた才能のほうが印象強い。わしが高校生のとき、わしが父親からはじめて買ってもらったのが中古のミノルタのSRT101という一眼レフやったが、篠山先生が愛機がミノルタのフラッグシップX1，こりゃ高校生のてに届かないというよりプロすぎるすごい外見やったが、そのミノルタが絞り優先、シャッター優先AE両刀使えるデュアルオートと銘打ったXDを世界で初めて開発に成功、世に出し、その画期的な性能もさることながら広告もすごかった。そのXD専属モデルがキャンディス・バーゲンやったのである。テレビだけちゃうで、パンフレットも彼女がばちばち写真撮っとるかっこええシーン、美人がカメラ」扱うとここまで官能的かとうっとりしたもんである。スクリーンで印象に残ってるのはジーン・ハックマンと共演した「ドミノ・ターゲット」ぐらいでぱっとせんかったが、オスカーいくつもゲットした「ガンジー」ではガンジーに専属的に密着取材続けるライフのカメラマン役というそのまんま役であった。あの「糸をつむぐガンジー」はあまりに有名な作品やが撮ったのはもちろんマーガレット・バークホワイト。彼女の役名もそうやったんやろか？他には北野武氏の絵もすごい。主催者の松岡氏もその過激な内容からちょっと心配されたというが、芸術なんて過激なくらいやないと・・・逆に薬にも毒にならんのが今回「鳩山友紀夫」というペンネーム？で出展された元首相。ありゃあ書をバカにしとるな。まあ芸術のセンスのかけらもないわ。それ以外はもう皆わしなんかよりはるかに忙しいというのにこの大作、力作ぞろいである。芸能人、文化人ばかりでないが、意外な人が意外な、というかとんでもない才能を見せている。会場の入場料や出展者の全員の作品をデザインしたポストカードの販売も3年前の東日本大震災への復興にも充てられるのでぜひ会場にお足をお運びくださり、芸術の実物をご覧いただきたい。