日本写真家協会会報 No.157 2014年10月号

日本写真家協会会報 No.157 2014年10月号
■発行 公益社団法人日本写真家協会
■定価 JPS会員は無料やと思います

毎年年末になって恒例の写真家協会会報に昨年中に開催された写真展や出版された書籍、写真集の紹介をしてくださるのやが、今年ならいざしらず、昨年のぶんなんか紹介してくださって、これはまあ会員の活動記録も兼ねておられるんやろう。日本各4都市のキャノンギャラリーで開催されたわしの写真展「アサイメント」や毎年出版されてるカレンダー機能付き報道写真集もしっかり掲載されているが、今年世間の話題をさらった拙著写真集「国防男子」「国防女子」はさっぱり掲載されない。ほかにはわしも諸先輩にまじって恐縮至極やったが、専修大学八王子校舎で受け持った2ヶ月計7回にわたった講義に今回は大石芳野、山本皓一両先輩が受けもたれていたとレポートが掲載されている。わしら報道カメラマンにとってアカデミックなとこほど不釣合いなとこないが、まあそれでも自分の仕事を再確認でき、もしまともな人生歩んでいたらわしのガキと同じ年代の大学生とふれあい新鮮であった。その際今の学生が専修大学文学部の学生のほとんどがピューリッツアー賞カメラマンのケビン・カーターとその作品「ハゲタカと少女」さらにその後ケビンがどうなったかを知っていたことは驚きであった。他には今年の新入会員展「私の仕事」でアフガン、イラクでいっしょやった共同通信写真部(当時)の原田浩司カメラマンの「カブール陥落」も掲載されている。新聞社、通信社の社員会員のJPS加入はもはやめずらしくないが、とりあえず原田カメラマン入会おめでとうございます。わしも推薦させてもろたかいあったで。