正論 2015年1月号

正論 2015年1月号
■発行 産経新聞社
■定価 780円(税込み)

今回は沖縄の辺野古の海まで行ってきた。普天間はまだ那覇からそんなに遠くないが、辺野古はさすがに遠い。先日投票が行われた沖縄の知事選挙取材でしばらく沖縄に滞在していた。よくテレビで写る辺野古のビーチは米海兵隊基地キャンプ・シュワブが海まで伸び、その延長線上に海上滑走路を建設される予定地というか、予定海上となる。そのためこの海を埋めたてる必要があり、その工事を前沖縄知事が認可したことから、「この美しい海を、サンゴを、ジュゴンを守れ」と反対する方々が集まってきとるとまあそんなビーチである。これが沖縄の地元の衆やったら、まあ単なる地域エゴか地域エコやが、このビーチとキャンプ・シュワブを分け隔てる金網にくくりつけている横断幕のほとんど・・・半分ちょいやろか・・・が沖縄県外の労働組合や自称・市民団体。中にはなぜか外国からも。その中で一番目立っていたのがハングル。まあその横断幕と金網の向こうの海兵隊の警告板のすぐそばに堂々とである。このビーチまでは当然キャンプ・シュワブ内からやとすぐ降りていけるが、外からやとキャンプ・シュワブを迂回しなければならず、これがなかなか・・・もちろん基地移転反対派はご存知のことやが、初めてではなかなか・・・地図にもナビにも道出てない。また直前のカヌーなんか置いてあるボートハウスみたいなとこがビーチの監視小屋みたいになっており、金網にたどり着くにはこの前を通らざるをえず、ここで移転推進派や工事関係者と見られると敷居が高くなるというか簡単に通してくれんので注意を要するがが辺野古の海を見に来たと正直に言えば通してくれる。そんなとこですわ。他には東海大学教授山田吉彦氏の「小笠原の中国密漁船は尖閣との二正面作戦の尖兵!」はわしもそう思う。これに最近連発しとる警察庁が命名した「危険ドラッグ」による凶悪犯罪、この原料ほとんどが中国大陸で合法的に製造され、日本に税関通って輸出されとるのである。日本の青少年を薬漬けにして、堕落させる中国の国家戦略としたら三正面作戦や。