夕刊フジ 1月29日号

夕刊フジ 1月29日号 夕刊フジ 1月29日号
■発行産業経済新聞東京本社2015
■定価140円(税込み)

一面にイスラム国による人質事件の大きな記事や写真が踊る中、9面の3分の一も占めたわしの連載は、もう日本人にとってはどうでもエエネタ、「ナッツ姫」。40過ぎて姫と名づけるだけで十分無理あるで。ありもしない「強制連行された従軍慰安婦」であれだけヒステリックなるのに、相手が悪徳財閥のババアで被害者が半島の庶民となったら、こりゃあ、あの半島の名ばかりの司法も腰上げざるをえんわな・・・まあそれでも入稿してから締め切りまでのあいだにこの「日本人人質事件」が表ざたになり、当然その件で2本も原稿用意させてもろたが、入稿時も掲載時にも2人の安否が不明のため、掲載は時期尚早と判断され、かなり腐ったが、二人の日本人人質の軽率さや後藤氏のお仲間を辛辣に非難する内容は、やはりこの時期、掲載されんかったほうが無難やったかなという気もした。無事帰国がかなったら言いたいことは山ほどあったんやが、お二人が殺害された今美談のまますまさねばならんのもどうかと思うが、遺族の皆さんの胸をかきむしられるような日々を送られたことを考えると、まだ言えんやろ。たとえその母の姓が後藤やなかったり、反原発を息子の件に関する記者会見でさえ利用して訴えた「護憲の闘士」であっても、その悲しみは普通の母親となんら変わらんはずである。それでもいつかはわしの口からいわないかんやろな。2面にはそんなわしら普通の日本人からかなりかけ離れた国会議員のセンセイ方、「生活の党と山本太郎と仲間たち」という国民の方が赤面してしまう党名の小沢一郎、山本太郎という、一郎太郎の共同代表の仰天記者会見の記事とにたにた笑ったお二人の共同代表の写真とともに掲載されている。こんな会見無視しとったらええのに・・・結局極悪非道のテロリストを非難どころか、事件の対応に当たっている安倍政権への批判に終始していた・・・やっぱこんな会見聞くだけ無駄やったやんか・・・小沢一郎センセイほんまにどこに行くつもりなんやろ?かっての600人からの民主党員引き連れて北京詣でした当時の権勢は一夜・・・いや一年ぐらいの夢やったんか・・・夢からさめたら「山本太郎と仲間たち」の代表か・・・現実のほうが悪夢やな・・・国民にとっても。ほかには元週刊文春編集長の花田紀凱さん、現Will編集長やが先日も大阪のホテルで開かれた「やしきたかじん氏の一周忌」お会いして作家の百田尚樹氏や井沢元彦氏をご紹介してくださったが、その花田さんの連載「天下の暴論」でアメリカ生まれの東洋文化研究家のアレックス・カー氏の「ニッポン景観論」を紹介されている。花田さんが並木に並々ならぬ愛情を注がれているのは以前から見知っていたが、このアレックス・カー氏もおんなじこと言っている。そういえば最近秋になってもイチョウ並木からぼてぼて落ちる銀杏がつぶれてくさーい通りがすっかり少なくなったような気がするわ。