夕刊フジ 2月19日号

夕刊フジ 2月19日号 夕刊フジ 2月19日号
■発行産業経済新聞2015
■定価140円

今回の連載は一回なんらかの理由でながれてた原稿が復活した。これが2週間前の後藤さん殺害直後に掲載されとったらたいしたもんやったが、あの当時は2人の日本人の人質の功罪、特に罪のほうに触れるのはタブーやったというか、善良な正義の無垢な民間人でなければならんかったのである・・・ていうか、人間の命も価値も平等やときれい事こいとるかたに問いたい。少なくとも湯川さんと後藤さんの命は平等やったか?そうならなんで「アイ アムケンジ」はあったが、「アイ アム ハルナ」はなかったんや?それにしても我ら日本人は熱しやすく冷めやすい。あれほど日本中が心配し全メディアが連日報道しつづけ、日本中でいや世界中で次から次へと後藤さんの友人が現れては連帯を求めてきたというのに、湯川さんの遺志を受け継ごうという方は皆無かいな?今はまた少年犯罪でメデイアは大騒ぎか。ここしばらくは外国で出張中やが、川崎には同業者が結集して、人権派の市民団体からはまた「メディアスクラム」やの「少年の人権を守れ」やの罵声浴びせられとるんやろか?現場となった多摩川の河川敷には被害者の少年を偲ぶ方々があとを絶たんというやないか。そうしたら新聞の連中も毎日通うことになるか。