夕刊フジ 4月16日号

夕刊フジ 4月16日号
■発行産業経済新聞東京本社2015
■定価140円(税込み)

今回の連載は硫黄島取材。ちょうど国内ニュースで沖縄の屈辱の日の報道しとったし、ちょうど70年前のこの時期、沖縄の読谷の沖合いは押し寄せてくる米軍艦船で埋め尽くされ、その後一ヶ月にわたる戦闘で沖縄の民のため、日本のため10万以上の日本人が戦い散った。沖縄は日本本土で唯一地上戦に巻き込まれた・・・・ともう沖縄県人以外の日本人にもそう刷り込まれてしもうたが、じつは沖縄戦の前にすでに沖縄戦より悲惨で壮絶な地上戦がくりひろげられていたのである。それが東京都下の硫黄島、戦死者は日本側だけで1万8千しかも沖縄と違い硫黄島での民間人の犠牲者はゼロ。こんなことは沖縄以外の日本人なら小学校で習っとかんといかんことである。じつは今回でわしは硫黄島5回目、日本人、東京都民どころか硫黄島旧島民ですらめったに帰れんとこに5度も足を運べたのは、そりゃあクリント・イーストウッドなんかよりずっと前から、ずっと強い思い入れがあったからやないですか。しかし今回だけは硫黄島への道のりは遠かった。詳しくは夕刊フジに目を通してもらうしかないが、まあようも5度も・・・しかも初回はもう20年前か、今では旧島民感情もあり、とても認められんが、イーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」の舞台ともなった司令部壕、通称「栗林壕」も含めて壕内で夜をすごしたこともあるのである。いまだその足元に眠る1万以上の英霊と飲み明かした壮絶な夜といいたかったが、実際は壕内はすさまじい暑さと湿度で眠気すら覚えず、汗でびっしょりのまま横になったのは明け方であった・・・なんて詳しい話は拙著「史上最低の作戦」でも述べられているので、このページ上の著書のコーナーでお調べのうえ、お買い求めください。他には一面に産経新聞の加藤前ソウル支局長がやっと韓国の悪の女大統領の魔の手から解放された記事と写真まで掲載されている。鬱陵島ではあれだけお世話になりながら、放免お祝いにかけつけられず、すみませんでした。でも顔色もええし、それでもまだ裁判あるんでしょ。またいつ何時あの1000年は日本人を恨み続けるとこいとる執念深い女大統領のことや、、どんな言いがかり、いや証拠捏造は韓国人の十八番や。日本へ帰さんやの、逮捕するなどと言いかねんから、十分注意しとくなはれ。