正論 10月号

正論 10月号
■発行産経新聞社
■定価780円(税込み)

今月の連載は戦後70年目の靖国神社の8月15日の一日を追った。一昨年は韓国の国会議員がわざわざ8月15日を狙って静に祈りたい日本人に嫌がらせに来て大騒ぎになった。まあ正午の黙祷前にはしっかり境内におらないかんから9時ぐらいには行っとかないかんと思うて朝起きてテレビのスイッチ入れたら6時から中継してあわてて駆けつけたら騒動はすでにおわっており、なぜか朝日新聞とNHKだけは韓国人に同行しており、靖国神社からかなり遠く離れたとこで警視庁警察官と押し問答のすえ帰され、なんややっぱ単なる嫌がらせやったんかいなと日本人をあきれさせた。それでもなんとかページを飾ることができ、英霊にせめてものささやかなお礼を申し上げることもできた。昨年は大阪護国神社に招かれ夜になってから靖国神社に参拝した。今年はそんな事情もあり朝5時半には靖国神社に駆けつけたが、それでも一番乗りどころか香港のテレビ局にすら後塵を拝した。さらに直前に購入したオニューのレンズ 11-24mm F4,0 を持参した。普通仕事で使用する道具は仕事まえに事前にテスト入念にするが、スーパーワイドは14mm F2.8で経験あったので、ぶっつけ本番となった。周囲からもこんな物騒なもんを報道現場に持ち込んだの初めて見た、と驚かられたが、まあ重い、EOS 1DXに付けたがそれでもバランスが前に傾く。それに半球面のとてつもないでっぱり、保護フィルターかませるわけもなく、いつかコツンとぶつけて傷つけ、前ダマ・ユニットごと交換かなとメーカーからもあきれられたが、まあ単焦点レンズの14mm f2.8より周辺歪がファインダーで見ても全然ええのである。それに4隅周辺の流れも独特であった。まあ大群衆なんかの真ん中なんかでは結構新しい写真ができるかもしれん。掲載写真もこのオニューレンズで撮った作品であった。さっそく元を少しとったオーナー孝行のレンズで幸先よかったが、これも英霊のご加護をささやかにいただけたかと感謝に耐えない。