映画「ドローン・オブ・ウオー」 パンフレット

映画「ドローン・オブ・ウオー」 パンフレット
■発行ブロード・メディア・スタジオ
■提供ブロード・メディア・スタジオ/
ポニーキャニオン
■映画配給 ブロード・メディア・スタジオ
■定価 無料・・・かな?

今回は「ナイトクローラー」みたいな解説やなしにこの映画「ドローン・オブ・ウオー」へのコメントを掲載してもろた。この映画、原題は「GOOD KILL」とかなりエグい。主人公たち米空軍の無人機オペレーターが命令、狙い通りに目標をピンポイントで空爆し破壊、標的の人物の殺害をみごとなし終えた瞬間にいただくお褒めの言葉「グッド・ジョブ」の空軍版とでもいうのか「グッドキル」がそのまま原題になってもたのであろう。邦題の「ドローン」うんぬんは最近の首相官邸屋上への小型無人機墜落などの事件で「ドローン」という言葉が話題になり一般にも知られるようになったから邦題にもつけたと推察される。まあわしはコメント寄稿した評論家や専門家の皆様の文字通り末席を汚させてしもうたとおり、ラストで登場させてもろた。でもタイトルで「ドローン」という言葉が使われてるが、日本ではやっぱ最近のプロペラが4つか6つ、大型で8つの充電バッテリー式のまあせいぜいカメラ一個吊り下げられるのが精一杯のせいぜい数十万円ぐらいのやが、現代の軍隊ではUAVと呼ばれ、わしがレバノンで悩まされた「プレデター」や現在日本の三沢にも配備されている「グローバル ホーク」なんかのことで、値段もエンジンも「ドローン」と全然違う。第一あの攻撃ヘリAH-64アパッチにも搭載されているヘルファイアー ミサイル積めるどころか、一万キロ離れたオペレーターの狙い通りに落とせるのである。ただし発射スイッチ押してそれが一万キロ離れた「ドローン」に電波が届き、プシューと発射されても目標に到達し爆発するのに、10秒くらいのタイムラグがある。その空白期間がミソになり、この映画にとてつもない緊張感とあせりと絶望感を与えてくれよるのである。まあ科学の進歩はこれほど戦力に格差を与え、おとろしいことになってきたのである。主人公の元F-16戦闘機パイロットの空軍少佐をイーサン・ホークを演じてるが、徐々におかしなってくるのもまた怖い。こんなんやったら、たとえ撃墜され、助かったとしてもなぶり殺しされる恐怖やオンドレが実際操縦桿握って敵頭上から爆弾落としてた方がよっぽど気が楽で、罪悪感が少ないという皮肉な効果があると分かってきた。わしがリムパック2014でハワイのヒッカム空軍基地で現在世界最強といわれる。第5世代のスティルス戦闘機F-22ラプターの新米パイロットを紹介されたとき、アメリカ軍で最後のファイターパイロットと言っていた。その証拠に公式には米軍はF-22の生産終了し、その後継のF-35ライトニングのあとの戦闘機研究しとるそぶりがない。そのかわりにUAVがアメリカのみならず東西問わず、各国軍は開発、配備されつつある。