Alma Mater 白陵 第35号

Alma Mater 白陵 第35号 Alma Mater 白陵 第35号
■発行白陵会
■定価無料

母校の白陵中学、高校のOB、OG会の白陵会が50周年を迎えるとのこと、めでたい限りである。その50周年記念総会が姫路キャッスルグランヴィリオホテルで11月7日開催されるとのこと、ますますおめでたい限りであるが、かく言うわしも出席させてもらう予定やが、そのめでたい記念総会当日にわしの写真展を開催していただけるとのこと50周年のおめでたい日に恐縮至極でもあり、光栄の限りである。まあわしみたいな半端なOBはええとして、表紙には46期生の田中英祐君が千葉ロッテマリーンズに入団したことが大きくとりあげられている。あの新聞、テレビでも大きく取り上げられた京大卒業生初のプロ野球選手であるが、母校白陵高校のOBでもある。わしもほんまびっくり。この情報は田中君に直接取材した若い運動記者から「宮嶋さんの後輩や」と教えてもらい知っていたが、わしも母校のグラウンド6年も通うたから隅々まで知っとるけど、あないなナイター設備もないグラウンドでようもプロ野球選手が育ったとほんま不思議であるって第一母校はまだ地元やのに、甲子園出場果たしてもおらんはずやが・・・母校で教鞭をとっている同級生村上先生が近況も寄せられているが、我ら15期生にとって最も悲しむべき西島俊哉氏と高畠昇司氏が物故者になられたことである。特に西島氏は6年間のほとんどを同級生としてともにすごしたばかりか、産経新聞業務部長を務められているときはわしの後援会やラジオ出演を仕切ってくださったりとひとかどならぬ世話になったというにろくにお礼ができんかった。最後にお目にかかったのは梅田で開催されたわしの写真展にお顔を出してくれた時であった。そのときすでに体調を崩されていたようで、苦しい中わざわざわしの写真展に足運んでくれたんやと、感謝に耐えん。この悲報は産経新聞の秘書室のかたからもたらされたが、われら同級生にもまったく知らず、先日姫路の実家のほうに線香あげさせてもらいに行き、ご両親にも挨拶させていただいた。西島氏は弟さんも先に亡くなっておられたが、失意のなか健気にわしらの話かけられていた。すでに80歳以上のはずやが、われらの高校時代のことを詳細に記憶されているのには驚かされた。さらに数学の長濱憲雄先生が41年間の教師生活を終えられ教鞭を置かれたとのこと、41年間わしらみたいな悪がき相手、ご苦労様でした。長濱先生も写真好きで体育祭で小型カメラを駆使されていたのを思い出されます。たしか母校3期生でもあり、わしら15期生が初めて北海道に修学旅行に行った際は5組担任として付き沿われたが、帰りのフェリー船内でも英語リーダーの授業をやると宣言していた三木園長先生怖さに宿でも予習を続けていたわしらに「ほんまに大変や、心から同情する」と本音漏らされた優しい一面も思い出された。