夕刊フジ 12月10日号

夕刊フジ 12月10日号 夕刊フジ 12月10日号
■発行産業経済新聞東京本社2015
■定価140円(税込み)

今回の連載はほんまに間が悪かった。靖国神社爆破犯人が韓国人であることがほぼ分かっていたのに、そのときは韓国に高飛びされたあとやったから、断定しようがなかったので、まあぬるーい表現にしか書けんかったが、締め切り前に沖縄の米海兵隊航空基地でパイロットにレーザー光線当てて、沖縄県民自身により、普天間を、棄権にさらしたというか、もう完全なテロリストの所業の沖縄の自称写真家が、県警に逮捕されたから、それも書き加えて、ゲラの直しをお送りしたんやが、それが休日やったため、担当の方のご自宅にFAXさせてもろた。送信は滞りなくでけたから、その日明石の実家におったので、原稿は書き足しも含め、ダンボール箱にほおおりこみ、そのまま東京の自宅に他の荷物とともに宅配にまかせた。翌午前帰京のため、新幹線乗車中に携帯に連絡有り、昨日のFAXが全く届いておらず、帰京してからでは校了間に合わずと聞かされた。せっかく書き足した分は時間がないし、新幹線からでは書き直してもFAXできんから、訂正分だけでは口頭で、しかも新幹線は走行中はブチブチ携帯電話切れるから、新大阪乗り換え中にあわてて伝えたが、やっぱ口頭ではうまく通じんわ。翌午前には靖国神社爆破犯の国際テロリストの韓国人がのこのこ半島から羽田に戻ってきた、あっさり逮捕、国際テロリストやから当然名前も発表されたが、その名がチョン。当然原稿は大幅に書き直す必要に迫られるやろから、あわてて担当の方に連絡して、その旨伝えたが、結局まだ逮捕せてないわ、名前も書いてないわの状態でのおまぬけの原稿になった。ほんまはずかし・・・当日夜このチョンが警視庁本部に移送されるのが見え見えになり、出動要請したが、なぜか信用されず、翌日朝送り狙いと言われ、首かしげとったら、案の定、その日の夜に麹町警察署から警視庁本部に送られた。その際わずかな距離やが、このチョンを車に乗せる間引き回し、結局そのときだけが、このチョンを生で押さえられる唯一の機会となった。これは厚生労働省事務次官に宅配よそおって押し込んだみたいな重大事件では犯人を撮れる唯一の機会という常識やが、なぜか翌日、結局警視庁に送られたからさらに翌日の出動に回された。前日から翌日は大雨、暴風雨の予想、ただでさえ一度引き回した国際テロリストや。2度目はむちゃくちゃ難しいと分かっていても、文字通り防風雨が来ようが撮れると信じて出動せんといかんのである。たとえ微々たる可能性でも依頼主のため全力尽くさないかんのである。そしてやっぱ予想以上の暴風雨。しかもチョンがでてきた10時前は一段と激しく、もう脚立から吹き飛ばされるんぐらいの防風、前が霞んで見えんぐらい豪雨、その雨粒とその雨粒まみれのフロントガラス越しとさらに車内を犯人とし切る金網越しというウルトラCの難易度である。もちろん肉眼では全くみえない。みえないもんをそこにいると信じてシャッター切るしかないのである。もうひとつ、わしがお得意の大光量のミニカムがX接点水濡れのため作動せず、ご自慢の100-400mmズームレンズも浸水のためしばらくドック入りとなった。そこまでして果たして・・・テレビはもう映ってるかどうかも分からんぐらい、ほとんど、判別不能のレベル、そしてわしの写真も発表せんと・・・でどこか使うてくれんかのう・・・機材不良のわりには健闘したと思うんやが、発表して読者の方々に判断してもらわんことには。撮れんかったも同然や。