MAMOR vol.107 2016年1月号

MAMOR vol.107 2016年1月号
■発行扶桑社
■定価545円(税込み)

感激である。あの自衛隊リクルート隊長、壇蜜さんと対談させてもらう機会を与えられたのである。当初はそんな畏れ多い企画やなく、わしも以前から何度か協力させていただいたMAMOR編集部によるインタビューのはずやったのが、やはりそこは壇蜜さんのネームバリューである。不肖・宮嶋一匹でイージス艦4隻、90式戦車一中隊、F-15戦闘機一飛行隊分の広報効果を上げたと言われた、当時内局広報、MAMORの前身セキュリタリアン御担当の森田2佐も無事制服を脱がれて、しばらく経つが、壇蜜さんの広報効果はそんなもんやない。イージス艦6隻いや、護衛艦隊まるまる、10式戦車一連隊分、F-35一中隊分はあるやろ。肩書きも一バッタカメラマンとリクルート隊長である。釣り合いがとれん、が、なんとか壇蜜さんのご都合に沿ってこんな企画が実現した。都内某所が対談場所になったが、なんとわしより早く御越しなられていた。第一印象はグラマーというより、小柄で清楚な感じであった。対談が進むにつれ、肉感的でフェロモン撒き散らすでなく、知性がそこかしこに控えめにあふれ出るといった感じが強く感じられた。しかし壇蜜さんに関しては今年の夏、富士総合火力演習にゲストでお越しになるという噂がまことしやかに会場で流れており、わしらは本番当日は演習ろくに見れず、後ろの観客席に超望遠レンズ向けていた・・・ので、10式のキャタピラがはずれたとこもすっぽり見逃してしまった。壇蜜さんとは本号に掲載されている「自衛隊検定試験2016」にも二人して4問出題させていただいたが、この検定なめたらあかんで。さすが、ワシ出題したから解答送らんかったが、合格できるかどうか・・・怪しい。まあ、Q6なんかは「今年7月航空自衛隊創設60周年を記念して発刊された写真集は?」という拙著の写真集まで登場させていただき、著者のわしが答えられん訳のない問題もあるが、Q13の「次のうち陸上自衛隊のマスコットはどれ?」って、ピクルスくんとちゃうんかえ?朝霞の広報センターが「りっくんランド」やからりっくんかいな?三択の一つにある「タクマくん」はどう考えてもヤバイやなんか・・・って、わし分からんぞ。まあ他にも硬軟合わせて、難しいぞう・・・。本号は護衛艦「いずも」の特集、わしも一回しか乗ったことがない。こんな排水量2万トン、全長が真珠湾攻撃にも活躍した先代空母「加賀」に匹敵するサイズのヘリ空母型護衛艦を拝める日が来るとは夢にも見んかった。航空自衛隊がこのたび女性ファイターパイロットを初めて採用すると発表したばっかやが、このいずも型に日本人女性パイロトが操縦桿握るF-35が着艦するのを何とかワシの目が黒いうちに見せてくれんもんかいな・・・