正論 10月号

正論 10月号
■発行産経新聞社
■定価780円(税込み)

今月の連載は、初めて訪れたパラオ共和国で見たがっかり「なんちゃって公園」について述べさせてもろた。パラオというてもどこにあるのか、首都はどこか、言語は、通貨は、日本からどうやって行くのか、さっぱり知らんかった。ペリリュー島という日本人が忘れてはいかん激戦地があるというのにである。つくづく今だ無知蒙昧を恥じるばかりである。両陛下が昨年慰霊にご訪問されたというのにである。あれほど島民が親日的やというのにである。そんな親日的なパラオにも韓国の嫌がらせの手が伸びていた。なんとパラオの国会議事堂の前に韓国人慰霊の公園ができとるのである。できてから3年やから、日本人が気がつかん間にこんな悪趣味なもん世界中に建てまくっとんのである。まさにいるはずのない「強制連行された従軍慰安婦」の銅像と同じ手口である。これからも続くんやろ、嫌がらせは・・・そんなヒマあるんやったら、まともな大統領選ぶ方法考えて、実行したら・・・ほかには時節柄、都知事選挙後の分析の寄稿がいくつか、宇都宮弁護士とのインタビューはすでにテレビでも放送されたが、選挙中、いや選挙後も宇都宮弁護士が淫行問題を持ち出すと、色をなして、言論を封殺しようとした鳥越氏の、橋下徹前大阪市長いわく、ケツの穴の小ささが際立った。なんや、宇都宮弁護士ってまともな方やったんや。このひとが鳥越氏やなしに、立候補取り下げんかったら、今都知事は誰がなっとるのか・・・、いや鳥越氏とともに立候補しとったら、少なくとも鳥越氏よりは得票多かったんちゃうやろか?開票日の夕方にはわしもハワイから帰国したばっか。合併号のため、資料用に増田候補と、小池候補のとこには写真部からカメラマン出したが、鳥越事務所は秒殺のため、相手にしてないということで、ワシが編集部にお願いして、一人で行かせてもろた。鳥越事務所の受付で文春の名刺差し出すと、ねえちゃんは奥に名刺手にしたままひっこんで、しばらく放置されたが、やがて、中に案内してくれた。まあここにきて、文春と新潮だけ入れんとなったら、恥の上塗りやからなあ。午後7時だと、もはや、共産党機関紙、赤旗や、社民党の社会新報、、あの学生の反日団体シールズより後だった、新潮の土井カメラマンや本誌正論のご担当のかたもじきじき取材におこしになっていた。敗北会見とそのあとのゴタゴタは本誌の「哀しき鳥越俊太郎氏事務所退散の一部始終」をごらんのとおりというか、テレビでも民進党の松原仁都連会長が岡田克也前代表に怒り爆発シーンも放送されていた。