夕刊フジ 2017年1月12日号

夕刊フジ 2017年1月12日号 夕刊フジ 2017年1月12日号
■発行産業経済新聞東京本社2017
■定価140円(税込み)

新年一発目の連載が掲載され、まずは一安心である。今年一発目の連載は年越し取材した渋谷の新年カウントダウンのがきどもの大騒ぎ、昨年とまったく同じ光景・・・とはいかず、今年は昨年の突発的暴動を押さえるため、一番人出が集中するスクランブル交差点を歩行者天国にしたので、けっこう人の流れがゆっくりやが、流れ、さほど暴発はおこらんかった。さらにわしらの取材もスクランブル交差点に集中し、目立ちがりやのがきどもがいちびりだすということが、今までの経験上十分予想できたので、ハチ公を見下ろせる渋谷駅のビルの一角を撮影ポイントとして、地べたでの取材は自粛するよう警視庁から新聞社協会、通称「社協」や民放、NHKに通達があったらしいが、フリーのわしにはそんなこと、現場の同業者から聞くまで知る由はなかった・・・というても、たとえ知っていても律儀に守っているようやつはたとえ新聞、NHKでもほとんどおらんかった。やっぱその瞬間はできるだけ近くから記録したいと願うのがカメラマンの本能やかである。とはいえ実際はさほどおもろいことは起こらず、群れるのがなにがおもろいのか、暴れてなにがめでたいのか、「アケオメ」やの「ハッピー・ニュー・・・」やの。冷静にまわり見渡してもやっぱ外国人が多い。東洋人で日本人と見分けつかんのもいれたら、結構な高密度やで。カメラ今はやりの自撮り棒あげてばっかの、ありゃあ中国人のカップルやな・・・むっちゃ多いやないか、ええのう、酒かっくらって、機動隊員にからんでも逮捕もされんし・・・というわけで、年が変わって2時まわってもl、あいかわらず騒ぎは続いているものの、交差点を警備していた機動隊もホコ天解除したから、そうそうに渋谷をあとにした。よかったのう・・・これアメリカやヨーロッパやったらダンプ突っ込んできて、大テロ事件に発展しとるで・・・というわけで、そんな大事件を期待しとったわけでは断じてなく、しばらく警戒のため、夜明けまで、渋谷ですごした。さすがハロウイのときとちがって、年越しであいているうまいそばやがあってそこで夜を明かし、かえった。大きな事件もなく年変わってなによりやんか。