ストライク アンド タクティカル マガジン 5月号

ストライク アンド タクティカル マガジン
■発行(株)SATマガジン出版
■定価1,600円(税別)

今回の連載はミリタリー専門誌ではめずらしいアクチュアルな「報道写真」。本誌ではきれいな、きれいな、作られた広告写真みたいな小火器が登場するが、アクチュアルな現場で本身の拳銃が抜かれることなんぞ、日本じゃ警察官人生でも一回あるか、ないか、ましてや威嚇にしろ、発砲した警察官なんぞ、めったにおらんはずや。24万自衛官とほぼ同数20万ちょいやったっけ?47都道府県警察官全部で。自衛官で敵対して発砲したものは皆無のはずやが、警察は人質事件等でときには犯人射殺したことがあるが、それもめったにない。わしでさえ、日本で見たのは一回だけ。もうちょっとあった?ガス銃(グレネード・ランチャー)もいれたら、もっとあったわ。鮮明に覚えているのは、拳銃ではなく、ライフルやった。それも発砲までにはいたらずやった。今回の連載では相手は過激な思想にかぶれたテロリストでなく、口だけ達者な沖縄の新成人、集団で制圧するのに、拳銃さえ必要なく、そういうヘタレ相手の警備では機動隊も出動服でなく、通常の制服、拳銃も失くしたり、奪われんようにというか、抜くこともないので、携帯しておらず、暴れるあほ新成人にはジュラミン製でなく、今はやり透明盾でじゅうぶん。ほかにはこのSATマガジンの別冊というかムックで最近出版された「日本の特殊部隊」でも紹介された警視庁のSAT(特殊急襲部隊)の一連が紹介されている。いままでなかった単行本やから売れていると思うが。同じシリーズがなんと本号の表紙にもガビーンと掲載されている。これ週刊文春の取材やったが、こんなスクープなぜか文春ではボツになったが、週刊新潮では東京駅のSATではないが,ERT(緊急時初動対応部隊)が白黒グラビアページに掲載された。さらに他には航空自衛隊の教材整備隊という聞きなれない部隊が紹介されている。そういえば、そうや。いっつも陸海空いろんな基地や駐屯地や部隊訪れて、広報館や渉外室でいろんな模型飾られているのを見て「うまいのう・・・いったい誰が作っているんやろ?」と常々思うとったんや・・・なかには市販されてない、自衛隊だけ、そこの部隊にしかない装備まで模型化されていて、どうやって作ってるんやろ?とも思うとった。そうか・・航空自衛隊ではこの部隊が作っていたんや・・・せやからF−15戦闘機のドッグファイトやT−4ブルー・インパルスのフォーメーションのシュミレーションも彼らが作った精巧な模型で正確に想像でけるんである。わしもあまたある自衛隊部隊で、ここなら務まる・・・とも安易に思うたが、やっぱ無理!彼らはソリッドモデルまで一から作り上げるのである。それもひとつひとつ精密に。模型だけちゃうで。各部隊ごとの、その名の通り、教材も作っとるのである。やっぱわしにはでけん。