産経新聞 12月6日号

産経新聞 12月6日号 産経新聞 12月6日号
■発行産業経済新聞東京本社2018
■定価一部110円 月ぎめ3,034円(税込み)

今回の連載はまさに晴天の霹靂となった勝谷誠彦氏の悲報について追悼の駄文をよせさてもろうた。思いでは尽きんが、ワシは勝谷さんが「不肖・宮嶋の名付け親」といわれると本人の前ではそうですとうなづいていたが、いないとこで、それを尋ねられると、「名付け親の一人です。」と答えていた。ので、こんな悲報に触れ駆けつけた、もう二人の名付け親やと思うていた、元Nデスク、前文藝春秋副社長や花田紀凱元週刊文春編集長らと記憶をたどっていただいて、再認識した。「不肖・宮嶋」のまえがロボット三等兵からぱくった「宮嶋三等兵」これはNデスクの提案は確かやったが、「不肖・宮嶋」はワシの記憶やったら、前世紀のペルシア湾に戦後初の機雷掃海という実任務に海上自衛隊の掃海部隊が派遣されたときの同乗取材、その名も「機雷も見えず、雲も無く」が最初やったと思うてたら、さにあらず、その翌年の、これまた戦後初となった陸上自衛隊の海外実任務とばったカンボジアPKOへの海上輸送部隊同乗、200トンの輸送艦に揺られること19日間の「ゲロ戦記」でもなく、そのあとのカンボジア、タケオでの自衛隊宿営地前での21日間にも及ぶ野営取材「ムカデ戦記」が最初やったと判明し、わしも納得でけた。しかし寂しい。あんな毒舌でももう聞けないとなると・・・くやしい。あんな「偽悪者」が早死にし、「愛やの平和やの人権」やの口ばっかきれいごとをこく「偽善者」が長々長生きでけるのである。