夕刊フジ 4月11日号

夕刊フジ 4月11日号 夕刊フジ 4月11日号
■発行産業経済新聞東京本社2019
■定価140円(税込み)

またや。またやんけ。芸能人の薬物事件。今度はピエール瀧被告やて。それにしても、けったいな芸名やんけ。まあ冗談やろけど、このフランス名は。冗談で済まんのはこいつのやったことや。こいつが出演した映画はぎょうさんあるけど、わしが印象残ってるんは、山田孝夫氏が新潮45の記者役、リリーフランキー氏が悪の親玉役で共演しとった「凶悪」や。ありゃあ、ホンマえげつない役やったが、ありゃあ演じとたというより、地で行っとったんやなあ。特に子分とシャブ射ちあって、少女を輪姦するシーン、あれも地やったんや。映画ではその少女にもシャブ射ち、死なせてしまうが、薬物のおそろしいのは、そんな無関係な人々まで巻き込むこっちゃ。さらにこんな事件が起こると犯人の芸能人が関わったり、出演してるドラマや番組、映画までお蔵入りしたり、上映延期なったりして、そんな自粛ムードを非難する方々も必ず現れる。わしも福山雅治氏主演の映画「スクープ」にちょこっとやが、ださせてもろたが、映画はテレビよりはるかに気合の入れ方がちゃう。もうプロが全力出し合うそりゃあ、わしもびびったぐらいや。これで一人の役者の不始末でそんな大作が闇から闇に葬られるのはしのびんやろ。だからこそ、それに関わるやつはその責任を自覚すべきなのである。映画だけちゃうで。テレビやCMにシャブ中だしたら、そりゃあ重大な契約違反や。ほんまに無関係な方々はだからこそ、その怒りを薬物にぶつけるべきで、自粛する側に向けたらあかんやろ。日本におりさえせず、NY在住の音楽家もわざわざ、そんな日本独自の厳しい処分に口だしてきたけど、なんでそんな日本人の考え方は非難しても、薬物事件の厳罰化は訴えのんやろ。わしもあの人の音楽の才能ぐらいは理解しとるけど、あの反原発活動といい、そんなに日本が嫌いなら・・・だからあっだからNYか?他になんか理由あるんやろか?まさか日本では許されてないけど、アメリカでは目をつぶってくれるなんかやってはるんやろか?それでもあの人の音楽は好きやけど。ピエール瀧被告もそやで。薬物使用ばれたら、あのシャブのシーン見かたも変わるやんか。だからあかんのやで。ほかには3面にケーシー高峰氏の追悼記事が掲載されている。ほんまに教養のある、漫談やったが、ほんまに医学部合格されとったんや。そんじゃそこらのジャーナリストやTV司会者やタレントさんなんかよりよっぽど博識でウイットに富んでらした。なんと家業つぐためってご実家は病院経営されとったんやろか?そこまで書いてないけど、母校日大の医学部に入ったのに、肝心の学業よりジャズやラジオに傾倒して、なんと医学部から芸術学部に転部って、初めてちゃう。日大始まって。医学部から日芸は。それやったらわしの先輩やん。それにしても一面のタイトル「エロ伝説」はないやんけ。まあご本人も笑っておられるやろ。