ARMY 第84号 2019年春号

ARMY 第84号 2019年春号
■編集・発行陸上幕僚監部監理部総務課広報室
■定価無料やと思います

今年もやってきました。ARMYの「PHOTO OF THE YEAR」の季節が。今年もしっかり見させてもろたで。ほんでもって真剣に審査させてもろた。この陸上自衛隊 部内広報誌「ARMY」のARMY、何度も言わせてもろて、恐縮やが、陸軍のARMYやなく 「ACTIVE RELIANCE MORAL YEARNING」 という辞書ひかな意味よう分からん造語である。エエやん、別に陸軍のARMYでも。実際陸上自衛隊、英語になったら「GROUND FORCE」、陸軍なんやし。でちなみに ACTIVE・・・の造語やが、元気な信頼、道徳的なあこがれとまあちょっと無理があるで。それはさておき、とにかく毎年このARMYのフォト・オブ・ザ・イヤーの審査頼まれ名誉なことである。しかし今年はちょっと残念なこともあった。昨年までごいっしょに審査されてた写真家の大野氏が亡くなられたらしいというのである。人の生死を「らしい」などといいかげんな表現で申し訳ないが、大野氏の奥様が前年亡くなられたとは聞き及んでいたが、ご本人もまるで後を追うようにご病気で亡くなられたという。お子様がおられなかったので審査のあとこれまた毎年恒例になtってる、全国の部隊を巡回してでの写真講義と実技をを陸上幕僚監部広報室が依頼しようにも連絡がとりようもなくなり、そこで亡くなられたと知り、そのピンチヒッターとして、ワシや菊池カメラマンにお座敷がかかり、そこで初めてワシにも大野氏の悲報に触れたしだいである。通夜、告別式等の詳細もわからず、我々もお線香あげに行こうにもどこに行ったらええかも、分からず、もしご存知の方がおられたら、教えていただきたい。ほんまにあっけない・・・あないにお元気に総合火力演習に、またさまざまな現場に愛車のBMWのSUVで来られておったというのに・・・さて本題の審査のほうやが、ホンマ年々皆腕上げており、解説してきたワシらもほんま頼もしいかぎりである。今年のフォト・オブ・ジ・イヤーは習志野第一空挺団の横田浩映一等陸曹の「1発必中」が選ばれた。いやあ大きくしたら度迫力の84mm無反動砲実弾射撃。総火演でもこないに近くで絶対見れん。ワシは米西海岸で毎年繰り広げられた「鉄拳作戦」(アイアン・フィスト)ですぐ横で撮影する機会に恵まれたが、こないな度迫力でんかった・・・他にはワシが推したお馴染み第2師団司令部付きの長尾岳司2等陸曹の「地獄の番人」、第3特科大隊の「退官の日」は優秀賞」に選ばれた。このぶんやと来年も楽しみである。