俺様の模型道
カモフ KA-50 ホウカム
1/48 イタリア イタレリ社製

カモフ KA-50 ホウカム

ひと目見て分かる西側のヘリとの違い、カモフ設計局お得意の同軸反転ローター。
ヘリの基本構造は竹とんぼと同じ、メインローターが回転させると、胴体はその反作用でローターと逆向きに回転する。そのままやと目が回ってまうのでテイルローター(後ろの小さいプロペラ)で機体の回転と逆向きのパワーを与え機体をコントロールするのである。しかしカモフは全く違う発想を現実化させたのである。メインローターを上下逆方向に回して機体をコントロールするのである。この同軸逆回転ローターの利点はご覧のようにテイルローターがいらんので、機体を短くコンパクトにできるのでどっちかとゆうと離発着スペースが限られる艦載機向きなのである。カモフはKA-20,30シリーズで実際、ローターが折りたためるコンパクトなのがあり、旧東側では民間でも使用されている。
かわってこのホウカムは攻撃へりである。陸上自衛隊の「コブラ」、「アパッチ」と違い、単座なのである。つまり操縦も照準、攻撃もパイロット一人でやるのである。ただし射出座なのでモウアカン状態に陥ったら、機体を捨てプッシュウと脱出でけるが、頭上にはローターが2枚も回転しとるのである。脱出は必然横か下にせんといかんはずやが・・・高度が低かったらパラシュート開かんうちに地上に激突やな。装甲もかなり厚くエンジンはツインタービン。武装も30ミリ機関砲、対戦車ミサイル8基、ロケットランチャー2基と「アパッチ」にもひけをとらない。但し欠点はやっぱ複雑なローターシステムやろう。故障も頻発したんとちゃうか?模型でもローター部分の複雑な構造に手間取ったがイタレリらしくがっちりとした構造で一発で組みあがった。
製作日数2週間
なお参考に実機も紹介した。こちらは対独戦勝利50周年記念日にモスクワで開催された航空ショーで撮影した。



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