俺様の模型道
ドイツ空軍 メッサーシュミット Bf 110D-3
スケール 1/48 フジミ模型製

ドイツ空軍 メッサーシュミット Bf 110D-3

タミヤやハセガワと同じく静岡がベースのフジミ模型はなぜかこのBf 110だけで数種類発売している。本社から富士山がよう見えるからこの社名になったかどうか知らんが、このBf 110は気合が入ったキットである。メッサーシュミット社は当時まだバエリシュ航空機製造会社と呼ばれており略してBFW社、メッサーシュミットのシリアルナンバーのBfはこの社名からきている(フジミの取り説による)。ちなみにメッサーはドイツ語でナイフとかスルドイの意もあり、ワシの口癖の「スルドイのう・・・」もドイツ語となると「メッサーやのう」となる。しかしメッサーシュミットといえばもう単発戦闘機Bf 109があまりに有名、間違いなく、名機であるが、この長距離戦闘攻撃を目的として開発されたBf 110は開戦当初のポーランド侵攻ではそこそこ戦果をあげたもののあとはさっぱり、名機とゆうより迷機、とゆうより駄っ作機であった。そもそもバトルオブブリテインでイギリス本土までのハインケル 111やユンカース 88などの長距離大型爆撃の護衛戦闘機の役割を担っておきながら、運動性能のとろさから護衛戦闘機でありながら、Bf 109に護衛してもらわな出撃できんぐらい、ようさん撃墜されたドイツ版「ウイドー・メイカー」(後家作り)やったのである。主翼下にはく空力性能上げるためか翼の付けられた1200、900リッターの予備燃料タンクを目いっぱい吊るし航続距離を稼いだんやろうが、これがまた運動性能の低下を招いたのやろ。ゼロ戦のようにドッグファイトになったらためらわず、どんだけ燃料残っといても増装タンク捨てるような作戦とってなかったのであろう。爆装も500キロ爆弾とゆうから250キロ爆弾2基積んだゼロ戦と変わらん中途半端さ、それでもこの独特のスマートなシルエットがかっこええのである。まあかっこええだけでぼこぼこ落とされ死んでいったドイツ空軍のパイロット、搭乗員は災難の極みである。キットは気合いの入った精密さ実機でもネックとなった予備タンクを懸架するパイプの接着、安定にはてこずった。後部搭乗員の武装も7.62ミリMG機関銃の単装、このとろい機で貧弱な武装、かなり心ほそかったであろう。しかしこのキットこのMG機関銃が上下に動かされるぐらいにくい作りやのである。パイロット、後部機銃手のフィギュアーもやや単調なるまあええ出来、そしてキャノピーはなんと分割オープンまでできるのである。
製作日数3週間

ドイツ空軍 メッサーシュミット Bf 110D-3

ドイツ空軍 メッサーシュミット Bf 110D-3

ドイツ空軍 メッサーシュミット Bf 110D-3

ドイツ空軍 メッサーシュミット Bf 110D-3

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