俺様の模型道
帝国海軍 艦上爆撃機彗星四三型


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帝国海軍 艦上爆撃機彗星四三型

こちらは同じ“彗星”でも三三型より後期型なのにしっかり「艦爆」というカテゴリーに入る。
なのにこっちは着艦フックはなしである。
しかし爆装がスゴい爆弾倉のハッチまでとりはずしカウリングまでけずって800キロ爆弾を一個抱く。
しかも緊急離脱加速用にアフターバーナーみたいなロケット噴射口が三つも機体下部にあるというけったいなカッコである。
塗装は多くの特攻作戦を指揮し、国土決戦をしつように主張してきた宇垣まとめ(漢字がむずかしい)中将乗機である。宇垣中将は日本がポツダム宣言を受諾し終戦の玉音放送の後、この機の偵察員席におさまり、11機の彗星をひきい、「ワレ突撃ス」の電文を最後に沖縄沖の米機動部隊に特攻していった。
従来のフェインモールド社キットどおり精密で組み立てやすいが、どうひいき目に見ても三本の補助ロケットは不かっこうである。

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