夕張市破産宣告 =激写リストに戻る=
北海道夕張市が負債総額630億円以上を計上し北海道に泣きを入れ、実質破産した。人口1万3千人弱、かつて全盛期12万人以上の炭鉱関係者が働いていた町の人口は10分の一まで過疎が進み、「たんこうからかんこうへ」をスローガンに夕張国際映画祭など観光事業にじゃぶじゃぶ予算をつぎ込み足らなくなったら金融機関からでたらめな収支計算で借金を繰り返しとったのである。返せるあてがぜんぜんないのに借りるほうが一番悪いが回収不能をうすうす感づいときながら貸すみずX銀行など金融機関も破綻しても最後は道がケツ持ってくれるとたかをくくっとたのであろう。負債総額の正確な数字は市役所でさえさっぱりつかめないほどむちゃくちゃ、北海道の町が破産しようが、地図から消えてなくなろうが、東京都民のワシには関係ないと余裕かましていたら、結局ケツを持ってくれる道でさえケツを拭ききれず、最後は国がケツ持つ、すなわちワシの払う税金で夕張のすばらしい観光事業のツケを払わせらのである。まあ日頃のバタバタの仕事からのんびり離れられた実に充実した出張であった。
あいにくこの日は雨のウイークデイ、ワシが到着した午前11時から16時まで客はゼロ。入場料無料にもかかわらずである。これで営業をつづけられほど従業員はボランテイアで働き続けていたのであろう。
夏はばりばり営業しているが冬になると夕張周辺は北海道の中でも豪雪地帯、年の半分近くまでしか営業できない、それでも利益がでるほど観光客が夏のあいだにどっと押し寄せてきているはずやがみな館内でひしめき合ってお楽しみ中であろう。
結構アトラクションはおおがかり。
この日唯一ワシが見たワシ以外の客。
やっと見つけた観光客の皆様、夏でこれぐらいだが、冬にはどっと観光客が押し寄せてくるのであろう。
夕張駅、こんな車両1台の輸送量では大挙してやってくる観光客をさばききれんはずやが。
こんな小さい駅のくせにそのまん前にこんな不釣合いなホテルを買収してどないして集客されていたのであろう。あっまだ営業してまっせ。
駅舎よりこの町で2つもあるコンビにの看板のほうが目立つ。
夕張はあの「幸福の黄色いハンカチ」のラストシーンのロケ地にもなった。たまたまこのときは夕方のためカラスだけがきていた。
ごんどらは冬場のスキーのためでなく日本最大の高低差のあるゴーカートみたいなやつのため。アトラクションやいっぱいある博物館は有料。
舞台になった炭鉱住宅の長屋も2棟がそのまんまん。
ケンさんが立ちすくんだところで。
観光施設ないは北海道らしく広大なため軽便鉄道まで走っている。お客さんはがらがらやけど。
外人観光客は大歓声、この日はロシア人団体が来訪。
アトラクションはお客さんが来たらすぐ動かせる状態。
モチロンいつでも稼動できるようメインテナンスも欠かせない。安全管理もぬかりないのであろう。(たぶん)
観光客は来てもほとんどバス。1両編成の上終電もはやいし、採算性はさっぱりやが、鉄道好きのワシにとっては廃止はいかん。
同行記者も一人虚しく。
待ち時間ゼロのうえジェットコースターも独占貸し切り状態。
超めずらしい。絶叫マシンとジェットコースターが同時に客が乗っている。
絶叫マシンも一応360度回転式で、叫び声が寂しく響く。
市内一の繁華街、スナック通り。
スナック通りにも黄色いハンカチ、市民はケンさんの帰りより借金が消える日をまっとるぞ。
なかには事故で大量の犠牲者が出た鉱区もある。廃坑になってしまったとはいえ、もう少しりっぱな慰霊碑を建てて供養したほうが・・とゆうても借金でまたあほなアトラクッション作る方が先か。
遊園地は敦厚跡に建てられた。周りは廃坑だらけ。
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