不肖・宮嶋 4月振りにサマワの地を踏む。
=激写リストに戻る=
 
 
  自衛隊はイラクで基地のなかで閉じこもったままやとか誰が言うたか知らんがムサンナ県内では学校、道路、医療施設等の工事では外にでていっとるにきまっとるやろ。
2代目隊長警備中の警備中隊員
 
  車載機関銃ミニをかかえる。結構重いがこれでも89式小銃と同じ5.56ミリ口径

ヘルメットには劣化ウラン弾対策でもあるまいが、X線量計
 
  このお方がこないだまで来日されていたハッサン ムサンナ県知事である。

この日の記者会見もアラビア語だけで一人でおしゃべりになり、予定もオーバー。次の予定があった不肖が秘書に断って退席すると、無礼だとお怒りになっていたと言う。

この日も自衛隊には感謝しているが、支援が不十分で失望しているとおっしゃっていた。

この翌日日本政府のご招待で成田に向かって出発された。今度はこの不肖・宮嶋をサマワに招待してくれるであろう。
 
  今やなかなかイラクのヴィザがゲットしづらくなったらしいが、何とかかけつけたサマワは4月前よりはるかに暑かった。 ここ3月一滴も雨が降らない砂漠の上、砂嵐が吹きつける。
 
  雨は降らんのに不思議なことにユーフラテス川の運河の水は干上がらない。自衛隊の給水取り入れの原水の運河を警備する。
 
 

自衛隊が誇る逆浸透システムで作られる水はイオンレベルまで浄化されるピュアーなほとんど純水である。

それを一日250トン以上サマワ市民に供給している。サマワ宿営地の給水ポイントにはひっきりなしに地元給水車がやってくる。 これも日本国民がさしあげた給水車がつかわれている。

ただしこの無料の貴重な水を転売する不届きものが後を絶たず、不肖が滞在中も工事現場で日本の給水車の水が使われているのを目撃した。

 
  サマワ市内の医薬品倉庫の改修工事を始めた施設部隊の警備する警備中隊員。

ちょっとどっきりする写真だが真っ赤なのは血だまりではなくなんかの塗料である。
 
  ただでさえクソ暑いサマワで最も暑いところそれが自衛隊の宿営地の炊事天幕の中である。

日中50度突破のうえここは70度に達することもある。今日はみんなに好評の麺類
 
  新しいプレハブの食堂が完成。

エアコン完備で日本語の衛星放送テレビも視聴可能になり隊員の食欲が10パーセントアップしたほど。

今夜のおかずの焼きなすをタレに漬けこむ。
 
  女性自衛官のための女風呂の癒しグッズピンクのイルカのさちこ。現役の自衛官の名からとったと言うウワサである。

取材の案内ではじめて入室した広報陸曹も興味しんしん。
 
  シャバのスポーツクラブも真っ青な宿営地内のジム。 ただしアラビアテントのため中は蒸し風呂。

それでも夕方になると物好きな隊員が汗を流しにくる。

外でジョキングするのもおるわ、この気温のしたキチ○イ沙汰や。
 
  宿営地内のPX(厚生の売店) 品ぞろえはシャバのコンビニなみ。
ただし営業時間は数時間。 この日はイギリス兵が買出しに来ていた。

ちなみにタバコは成田免税価格よりさらに安い。 ジョージアの缶コーヒーも百円ぽっきり、 支払いは自衛隊専用の貯まって悲しいアフターペイド・カード。
 
  一応これでもシアター。この日の出し物は「バンド オブ ブラザース」
 
  サマワ郊外ワルカ村、自衛隊が補修完了の予定だった小学校。でもやっぱり工事が遅れ、この日の引渡しは無理に。

実は不肖・宮嶋はずかしながらこのとき便意をもよおし、まだ下水がつながっていない校長室前のトイレを借用、けつを拭いた紙ともども当然水もながせず、そのまま黙って放置してしまった。

後で配管工事に来た人は超災難であったろう。 2,3日の工事の遅れの責任は私にあります。自衛隊のせいではありません。本当にすみません。

わたしが踏ん張っていた間もくさそうな顔ひとつせず、トイレのかげで警備してくださっていた警備中隊員の若い衆。
 
  ちなみに現地ではこの民族衣装砂漠では快適なのだが、この形状のせいで男でもしゃがんで小の方のようをたす。

この広いすそを目隠しにそこらあたりの人目があるとおりでも結構しゃがみこんで、ぶりぶりやっているのが目撃できる。
 
  日本の首相だけが非戦闘地域と信じているが、北部のバクダッドやファルージャより治安はましとはいえサマワの全市民が自衛隊を歓迎していると信じるほど部隊も甘くない。小学校の周囲とはいえ油断なく。
 
  ユーフラテス川から自衛隊宿営地に伸びる浄水ホースと排水ホース。

取水口のポンプのメインインテナンスに給水班員が軽装甲機動車をとばしてくる。
 
  今度生まれ変わってもロバだけは嫌や。

特にイラクのロバは。ガキから老人までしばかれながらこきつかわれる。 なんで動物愛護団体は黙ったままや、まあ人間さまが何千人と殺されとる土地やからのう。
 
  この機関銃席の横におっ立ったかぎ状のもん、なんやろなんやろと思っていたが、じつはこれワイヤーカッターであった。

機銃手が頭をハッチから出したままこの軽装甲機動車をころがしていて、目の前にわなで電線でも張られていたら首チョンになってまうからであった。












イラクに89式小銃のニュータイプをもっていったらしいが,見たことなかった。なんやウワサによると銃左側面にもセレクターレバーがあるらしいとゆうのである。

セレクターレバー・・・知っとるやらのう?現代の歩兵用ライフルはセイフテイー(安全装置)、セミオート(単発オート)、フルオート(連射)、スリーバースト(3発連射・連射だと弾の消費がはげしすぎるので3発でいったん止まる)どれか選んで所持している。
 
  安全地帯ではセイフテイー、敵が至近距離からうじゃーときたらフルオートで撃ちまくる。その選択レバーである。自衛隊では日本語の頭文字をとってア・タ・レ・3と刻印されとる。それが銃両面にあるとゆうのである。

これだと左、右どっちの利き腕で撃ってもすぐ撃ち方を変えれるから便利だそうである。 ちなみに日本国内で見られる89式小銃にはこのようなフォアグリップやフラシュライト(懐中電灯)用のホルダーもない。フォアグリップ実はほとんどの米軍のM-16にも付けられているが、これがまあすぐに構えられて便利である。
この小銃はまあ89式小銃イラク仕様である。
 
  2代目隊長田浦1佐。初代の佐藤隊長同様ひげの隊長である。

工事現場で現地イラク人労働者の労働意欲を上げるのも仕事のひとつである。

あいかわらずブルーの日本、イラク友好キャップは有効。
 
  今はなき国道8号線の日本、イラク友好の灯篭。自衛隊が完成させた8号線の道路工事を記念して建立されたが、わたしがひきあげてから数日後にRPG-7ロケット砲で粉々にされた。

せっかく直してもこれである。もうこんな国助けるのやめるかあ?いっぽう北部では米軍もいっしょになって、破壊の限りをつくしとる。

戦争とはむなしいのう。あっ、日本の首相いわく、サマワは非戦闘地域か。
 
  不肖のサマワ市内某所のアジト。

半日50ドルで雇ったボデイーガードはもとボデイービルのイラクチャンピオン。

出入り口が一箇所のためそこにずっとでーんと座ってもらていた。

これで拳銃一丁とカラシニコフ1丁の武装になったが、枕を高くして寝れないのが今のイラクであった。
 
  これが部隊がサマワでまいているブルーのキャップ。

日本とイラクの友好の言葉がアラビア語で書かれているそうな。

まあむちゃくちゃ安いので、いんねんつけるつもりはないが、このキャップ目当てに現場に来るガキはおるは、部隊の活動に批判的な現地イラク人まで殺到してもらいにくる。

外国軍とともに働いているのがばれ、テロリスト狙われるが怖いのでこのキャップはかぶらないで働いているなんて言う話はワシはとんと聞いたことがない。
 
  こんなガキにも配られたと言うにワシには回らんかった。

「いい帽子じゃないか」と施設部隊員からからかわれるこれでも労働者。
 
  最後におのれの命を守るのはこのライフルである。

たとえ撃とうが撃たなかろうが毎日手入れは怠らない。

いざと言う時、弾が出なかったではシャレにならん。

内地とちがいココは細かい砂が空気中うようよである。

確かに分解、結合はめんどくさい。わしも射撃は趣味やが一発でも撃ったらその日のうちに分解掃除である。

子供の時から掃除と名のつくものが大嫌いなわしである。

しかし銃の掃除からだけは逃れられん。

部隊のライフルの弾は5.56ミリ弾。よくご覧になると弾頭の色が違うのが、ずばり曳光弾である。

さあ意味の分からん人は広辞苑を開こう。
 
  部隊がバリバリ軽装甲機動車や装輪装甲車をころがせるのも、ちゃんと整備してくれる方々あってのこそである。

この砂漠で内地なみのパーツのストックがあるわけもなく整備小隊は試行錯誤の連続であった。

写真は装甲車修理中だがこれがまた重い。
 
  宿営地内でとっつかまった毒(?)グモ。

カンボジアの時同様、部隊の医療班が飼育していた。

それにしても見事な黒い2本の牙である。

しかし見かけによらず毒はさほど強くないと言う。
 
  あいからわず生物の大きさを表現するのにタバコの箱を並べてしまう悲しさよ。

こっちも宿営地ないでとっつかまったさそり。硫黄島でもサソリがいるが、こっちのサソリは記念に内地に持って帰れない。

まあプラスチックの樹脂に流し込んで文鎮にでもすれば、検疫官も目をつぶってくれるのでは。

硫黄島は国内やから、ワシは生きたままペットボトルにつめて編集部でしばらく飼っていたが、誰も飼育方法を知らんかったのであっと言う間にコロっと死んでしもた。
 
  こちらやらせではなく本当に偶然医療班に治療にこられた。

診断はちょと軽い日射病。もはや自衛隊の海外派遣で女性の姿は珍しくもなくなった。

医薬品のストックもシャバの病院にひけをとらない。もちろん毒蛇、サソリの血清も常備してある。

ちなみにサマワにはマラリアを媒介するハマダラ蚊はおらんと言う話であった。
 
  四ヶ月前は食堂だったアラビア天幕は冷房完備の見事な会議室に化けていた。

この日はムサンナ県の給水を担当する各国軍とNGOが自衛隊宿営地内のこの天幕に集合して給水会議が開かれた。

フランスのNGOはここサマワで自衛隊より長く給水活動を続けていたが、この治安悪化で外国人スタッフは全員帰国したため代理のイラク人が出席、なぜかアメリカの民間NGOも来た。

中はアラブ式に足をくずし、なかなか快適である。
 
  土嚢が張り巡らされ、四ヶ月前より確実に安全性が向上していた宿営地内某所。

それにしても暑い。
 
 
 
 
 
 
= 激写リストに戻る =
 
= ホームに戻る =

S